東京都多摩市に新しく完成した木質感あふれる貸店舗
東京都多摩市にて、ライフデザイン・カバヤ株式会社が結成したニュー東寺方計画が大きな注目を集めています。このプロジェクトでは、近藤建設株式会社が手掛けた木造の貸店舗が完成しました。特筆すべきは、CLT(Cross Laminated Timber)パネル工法が採用されている点です。
この建物は、従来の工法に比べて非常に高い耐震性能を有したLC-core構法を取り入れており、CLTパネルを効果的に使用することで、広々とした空間を実現しています。特に印象的なのはL字型コーナー部に設けられた大開口サッシです。これにより、店内と外部の境界が明確でなくなり、自然との一体感を演出しています。
CLTパネル工法の魅力
CLTパネル工法には様々な特長があります。木材の魅力を最大限に生かしつつ、耐震性や耐久性にも優れています。また、設計の自由度が高いことから、空間のゆとりを持たせることができる点も大きなメリットです。従来の2×4工法での計画が検討されていたものの、開放感を求めた結果、LC-core構法への変更が決定されました。
この進化した工法により、今までの素材では難しかった大きな開口部を持つデザインが可能になり、最終的には意匠性と機能性が両立した素晴らしい空間が出来上がりました。
地域への新たな貢献
この店舗は、全国的に展開している有名なコーヒーチェーン店が運営する予定となっており、多摩市に新しい賑わいをもたらす拠点として期待されています。地域に根差した感覚で、木々に囲まれた心地よい空間での飲食が楽しめる日が待ち遠しいです。
さらに、2026年1月8日にはこの新しい貸店舗の構造現場見学会が開かれ、CLT建築に興味を持つ建設業者や設計事務所のスタッフら約30名が参加。LC-core構法の利点が具体的に示され、通常の工法との違いを身をもって体験する貴重な機会が提供されました。参加者は、CLTパネルによる構造的なメリットだけでなく、実際の施工現場を通してその魅力を感じ取ったことでしょう。
今後の展望
日本CLT技術研究所は、今回のプロジェクトを皮切りに、さらにこの技術の普及を進めていく意向を示しています。特に中高層建築だけでなく、平屋での使用においてもそのポテンシャルを引き出し、高品質な空間づくりが可能であることをアピールしています。したがって、地域のニーズに応じた適切な提案を行い、CLT技術の価値向上を目指していくという方向性が打ち出されています。
物件概要
- - 工事名称: 多摩市東寺方計画新築工事
- - 工事場所: 東京都多摩市大字東寺方字五号648番の3
- - 用途: 貸店舗(飲食店)
- - 構造: 木造平屋建
- - 工法: CLTパネル工法(LC-core構法)
- - 敷地面積: 1,818.38m2
- - 建築面積: 190.84m2
- - 延床面積: 172.08m2
- - 工期: 2025年10月~2026年3月
この新しい貸店舗が地域の交流の場として存在感を示すことを期待せずにはいられません。今後も多摩市のさらなる魅力アップに貢献できることでしょう。