STU48朗読劇
2025-07-21 19:50:55

被爆80年に寄せる平和への願いを朗読劇で発信するSTU48『炎夏の花』

STU48朗読劇『炎夏の花』が広島で上演



2025年7月18日(金)に広島・エディオン紙屋町ホールで、STU48の個人ファンクラブ主催のオリジナル朗読劇『炎夏の花』が開催されました。この公演には、尾崎世里花、信濃宙花、高雄さやか、原田清花の4名が出演し、多くの観客を魅了しました。

この作品は、被爆80年を迎える中、平和の重要性を改めて考える機会を提供しようと企画されました。物語は、現代の女子高校生であるそら(信濃)とせり(尾崎)が、原爆で命を奪われた少女たちさえ(高雄)ときよ(原田)との交流を通して、「平和」の重みを学んでいくストーリーです。

劇中では、原爆ドームが以前は『産業奨励館』と呼ばれ、生活の中心であったことに触れ、その歴史を通じて観客に平和の大切さを訴えかけます。特に、平和に無関心だった女子高校生たちが過去の出来事と向き合う姿は、多くの観客に深い感情を呼び起こします。

終盤には、戦時中の少女たちが広島弁で「ここは世界で初めて原子爆弾が落とされた場所だって有名になってしもうたけど、うちにとっては普通の生活をしとった場所で、ここにも当たり前の暮らしがあったんよ」と語るシーンがあります。この言葉には、過去を忘れず、平和の尊さを伝える強い願いが込められています。

この公演後には、キャストたちが作品を通じて感じたことや平和への思いを語りました。高雄は公演について「平和文化アンバサダーとして、今後もこの思いを伝え続けたい」と熱い気持ちを述べ、信濃も「涙が止まらなかった。多くの方に平和を考えるきっかけになってほしい」と語りました。尾崎は「幼い頃からの平和学習が役立ちました」と感慨深く、原田は「今を生きる私たちに平和を守る責任がある」と意義を強調しました。

朗読劇『炎夏の花』は、命の尊さや過去の記憶を次世代へと繋ぐ重要なメッセージを観客に届けるものでした。STU48は、この作品を通し、平和の大切さについて考える契機を提供しました。また、収益の一部は広島の被爆に関する支援活動へ寄付される予定です。

次回の公演は、2025年7月25日(金)に東京・池袋のSTU48東京劇場(Club Mixa)で行われる予定です。瀬戸内から東京へ、平和への思いを携えた物語が、さらに多くの人々の心に響くことでしょう。

【公演概要】


  • - 公演タイトル: STU48オリジナル朗読劇『炎夏の花』
  • - 広島公演日: 2025年7月21日(月・祝)
  • - 場所: エディオン紙屋町ホール
  • - 出演: 尾崎世里花、信濃宙花、高雄さやか、原田清花
  • - 東京公演日: 2025年7月25日(金)
  • - 場所: STU48東京劇場(Club Mixa)

市民の記憶の中に残り続ける平和のメッセージを、ぜひ体感してみてください。


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