新しい空き家流通プラットフォーム「空き家のコタエ」
株式会社ジェクトワンが2026年の初頭に、AIを活用した新しい空き家流通プラットフォーム「空き家のコタエ」を発表する予定です。このサービスは、空き家所有者が直面している問題を解決し、購入希望者が物件を見つけやすくするために設計されています。
「空き家のコタエ」誕生の背景
ジェクトワンは、2016年に空き家事業「アキサポ」をスタートさせ、以来数多くの空き家関連問題に取り組んできました。しかし、総務省が発表した調査によると、空き家の数は現在900万戸を超えており、さらに増加の一途を辿っています。これにより、空き家所有者は管理の負担やコストに頭を悩ませ、購入希望者は情報不足に直面しています。
こうした状況を打破するため、ジェクトワンは「空き家のコタエ」を立ち上げることを決定しました。
サービスの概要
「空き家のコタエ」は、空き家所有者向けにAIを活用した査定機能を提供し、潜在的な価値を可視化します。これにより、所有者は売却、賃貸、あるいはリノベーション等の選択肢の中から最適な方法を見つけられるようになります。購入希望者にとっても、物件情報と共にリノベーション後の想定利回りなどを詳細に提供することで、具体的なイメージを持ちやすくしています。
具体的な機能としては、以下の2つが挙げられます。
1.
自動査定システム:空き家の基本情報を入力するだけで、売却、除却、賃料の査定を即座に行い、所有者に提示します。
2.
空き家マッチング:所有者と購入者を直接つなぐプラットフォームで、物件の売却価格や活用プランを含む情報をシェアします。
今後の展望
2026年初頭には、東京都を含む一都三県でサービスの提供を開始し、その後順次全国に拡大する計画です。「空き家のコタエ」は、査定からリノベーション、解体、仲介までをワンストップで可能にし、透明性の高い空き家市場を構築することを目指しています。
ジェクトワンは「空き家を負動産から価値動産へと転換する」ことに向けて、このプラットフォームを通じて地域社会の持続的な発展を見据えています。
株式会社ジェクトワンについて
ジェクトワンは、渋谷区に本社を構え、2009年に設立されました。主な事業として、不動産開発、リノベーション、賃貸管理、そして空き家事業「アキサポ」を展開しています。この新しいプラットフォーム「空き家のコタエ」を通じて、地域の活性化に貢献することを目指しています。詳細については、公式サイト(https://jectone.jp/)をご覧ください。