新しい救命指針登場!
2026-07-16 16:40:14

救命率向上を目指す新しい指針『JRC蘇生ガイドライン2025』の登場

日本蘇生協議会が指針を改訂



2026年7月13日、株式会社医学書院が新しく『JRC蘇生ガイドライン2025』を発行しました。本書は、5年ぶりの改訂版であり、突然の心停止に対する市民や医療従事者向けの救急蘇生の標準化を目指しています。コアの内容は、心肺蘇生法(CPR)やAEDの使い方に関する訓練とガイドラインで構成され、命を救うための実用的な知識が詰まっています。

新しいガイドラインの特徴



本書は、国際蘇生連絡委員会(ILCOR)の科学的根拠に基づく国際的な基準を反映し、日本の実情に合わせた内容になっています。具体的には、医師、看護師、救急救命士などの医療従事者だけでなく、一般市民も理解できる内容が目指されています。特に心停止や窒息の危機的状況において、救命の連鎖を意識し、迅速な行動が取れるよう配慮されています。

救命の連鎖とは



JRCが提唱する「救命の連鎖」は、以下の4つの要素から成り立っています。
1. 心停止の予防
2. 心停止の早期認識と通報
3. 一次救命処置(心肺蘇生とAED)
4. 二次救命処置と集中治療

この連鎖を意識することで、より多くの命が救える可能性が高まります。特に一次救命処置の重要性が強調され、市民がアクションを起こせるための具体的な指針が示されています。

新設された章と実践的内容



今回の改訂では、「緊急心血管治療」「わが国の疫学とシステムの現状」「救命処置に関する倫理と法」の3章が新設されています。これにより、急速に変化する救急医療の環境に合わせた内容が追加され、実践的なガイドラインとして進化しています。特に、医療従事者の日常的な臨床判断をサポートし、適切な行動を促す指針として非常に価値があります。

詳細な内容について



本書は640ページにわたるボリュームで、見出しの一部を抜粋すると、以下のような章立てになっています:
  • - 序文
  • - JRC蘇生ガイドライン2025作成の方法論
  • - 一次救命処置(BLS)
  • - 成人の二次救命処置(ALS)
  • - 小児の蘇生(PLS)
  • - 新生児の蘇生(NCPR)
  • - 妊産婦の蘇生(Maternal)
  • - 緊急心血管治療(ECC)
  • - 脳神経蘇生(NR)
  • - ファーストエイド(FA)
  • - 普及・教育のための方策(EIT)
  • - 海外での課題
  • - 我が国の疫学とシステムの現状
  • - 救命処置に関する倫理と法

時代に合った最新のエビデンスをもとに動き続けるガイドラインが、多くの命を救う助けになることを期待しています。命を守る力を身につけるために、是非手にとってみてください。

書誌情報


  • - 書名:JRC蘇生ガイドライン2025
  • - 監修:一般社団法人 日本蘇生協議会
  • - 発行月:2026年7月
  • - 定価:8,250円(本体7,500円+税10%)
  • - ISBN:978-4-260-06278-7

お問い合わせ先
詳しい情報やサンプルは、医学書院公式サイトをご覧ください。


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