多摩美術大学創立90周年記念展「EXPLOSION & EXPANSION」
多摩美術大学(Tama Art University)は、2025年に創立90周年を迎えます。この記念すべき年を祝うために学際的なアートの祭典「EXPLOSION & EXPANSION」を開催します。この展覧会は、大学の歴史や創立以来の芸術教育の進化を示すもので、学生たちが情熱を注いで制作した作品が一堂に会します。
展覧会の概要
展覧会は2025年10月19日(日)から11月3日(月・祝)まで、多摩美術大学の新しい附属施設「BLUE CUBE」で行われます。「EXPLOSION & EXPANSION」というテーマには、大学が1935年の設立以来、芸術の最前線を推進し続けてきたことが込められています。この展示では、90年間の芸術的な“宇宙”を感じることができるでしょう。特別に選出された学生たちの作品が、会場の持つ独特のエネルギーと相互作用し、新たなアート空間を創り出します。
会場「BLUE CUBE」
この会場である「BLUE CUBE」は、もともとドイツの食品卸売スーパー「METRO」であった建物をリノベーションしたものです。多摩美術大学が取得した後、ほぼそのままの状態で残されているため、会場は独自の雰囲気を保っています。多くの作品がこの特異なスペースに展示されることで、観客は作品の新たな解釈や相乗効果を体験することができるでしょう。
参加作家たち
今回の展覧会には、本学の在学生や研究生から選ばれた13名の作家と数つのチームが参加します。選出された作家たちは、ただ優れた技術を持つだけではなく、その場の雰囲気を引き立てる作品を生み出す力を持つことで期待されています。
出品作家には、陳柏欣(日本画 博士3年)、胡琪(プロダクトデザイン 助手)、山田大輝(版画 修士2年)、加藤舞(彫刻 助手)など、多様なジャンルの才能あふれる若手作家たちが名を連ねています。各作家が提出する作品は、観客に新たな芸術的体験を提供し、感動を呼ぶことでしょう。
関連イベント
展覧会期間中には、多くのトークセッションやパフォーマンスも行われます。出品作家によるトークセッションは3日間にわたり行われ、毎回異なるテーマで多彩な対話が展開される予定です。また、11月1日には本学教員による座談会「タマビのあの頃と今」が開催されるなど、観客と作家、教員とのインタラクションの場を設けています。
アクセス情報
多摩美術大学の「BLUE CUBE」へのアクセスは、JR横浜線・京王相模原線の橋本駅からバスを利用するのが便利です。「多摩美術大学南」バス停で下車し、徒歩約5分で到着します。来場者の皆様には、公共交通機関の利用を推奨します。
まとめ
とても楽しみなこの展覧会は、多摩美術大学の90年の歴史を受け継ぎ、創造の力を多くの人々と共有する場となります。美術大学の最前線で活動している学生たちの作品がどのように社会に影響を与えていくかを目の当たりにできる貴重な機会です。ぜひ、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。