シアトル新プロジェクト
2025-09-05 11:46:56

シアトル近郊に新たな賃貸住宅が登場!日本企業と米デベロッパーの協業プロジェクト

シアトル近郊に新たな賃貸住宅が登場!



アメリカ西部の重要な都市として知られるシアトル。その近郊ベルビュー市に、388戸の賃貸用集合住宅が建設されることが決定しました。本プロジェクトは、日本の住友林業株式会社、株式会社熊谷組、そして芙蓉総合リース株式会社の3社が、全米3位のデベロッパーであるTrammell Crow Residential(TCR)と共同で進めるものです。2025年に着工し、2028年12月には入居が開始される予定です。

プロジェクトの概要



今回のプロジェクトは、シアトル都市圏の中でも特に人口増加が著しいイーストサイドの中心に位置するベルビュー市に開発されることとなっています。建物は木造混構造で、1〜3階は鉄筋コンクリート(RC)造、4〜8階は木造枠組壁工法を採用し、両者のメリットを活かした設計がなされています。木造建築は、環境への影響を考慮し、CO2の排出量を削減するために選ばれた方法でもあります。このプロジェクトは住友林業とTCRの協業案件としては8件目となり、前回のイサクアプロジェクトに次ぐものです。

多様な住居プランが用意され、特に高度な専門知識を持つヤングプロフェッショナルをターゲットにした設計も魅力的です。ファミリー層や中高年夫婦にも応えられる間取りが多く、フィットネスセンターやルーフトップデッキ、オフィススペース、ペットケア施設など充実した共用設備が入居者の快適な生活を提供します。

立地の利便性



シアトル・タコマ国際空港までは車で約25分、シアトル中心部までは約15分の距離にあり、交通の便も非常に良好です。また、近隣には州間高速道路90号線や405号線が通り、主要な企業が集うシアトル・ベルビュー・レドモンドエリアへのアクセスも容易です。さらに、地下鉄のバスターミナルEastgate Park & Rideが隣接しており、住民が利用しやすい環境を整えています。教育環境も充実しており、ワシントン州で評価の高いBellevue Collegeが近くにあります。

企業のビジョンと共同開発の背景



本プロジェクトを手がける住友林業は、2018年から不動産開発事業に進出し、米国でも多くの賃貸集合住宅の開発を手がけてきました。特にTCRは、現地の優良パートナーとして信頼を得ており、頻繁に共同プロジェクトを展開しています。また、熊谷組も環境配慮型の木造建築に力を入れ、実績を積み重ねてきています。設立以来、ESG(環境・社会・ガバナンス)理念に基づく事業モデルに焦点を当て、持続可能な地域社会の実現に貢献しています。

今後の展望として、住友林業グループは楽しい家作りを通じて、2030年までに年間1万戸以上の賃貸集合住宅を供給する体系を目指しています。一方、熊谷組も不動産開発事業への取り組みを加速し、収益の安定化を図る方針です。さらに、芙蓉総合リースも共同の取り組みを通じて、より良い社会の実現を目指しています。

今後、完成が待ち遠しいこのプロジェクトは、シアトル近郊における新たな生活空間として、多くの人々に支持されること間違いありません。


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