さいたま市、リユース推進へ「おいくら」との連携を開始

さいたま市、リユース事業で「おいくら」と連携開始

2025年1月15日、水曜日、埼玉県さいたま市と株式会社マーケットエンタープライズは、地域の問題解決に向けたリユース事業についての協定を結び、協力をスタートしました。この連携により、不要品を簡単に再利用できる仕組みが整い、さいたま市ではごみの減量や循環型社会の形成を目指します。

取り組みの背景

さいたま市では、もえるごみの発生を抑えることが急務とされていました。しかし、廃棄される多くの不要品はまだ使用可能です。そのため、市は市民のリユースへの意識向上を図る新たな方策を探求していました。

一方、マーケットエンタープライズは、リユースを中心としたネットビジネスを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」としてのビジョンのもと、SDGsへの取り組みを進めています。この両者のニーズが交わる中で、リユースを促進するための「おいくら」サービスを利用したプロジェクトが実現しました。

「おいくら」とは、不要品を売りたい方が査定依頼を行うことで、全国の加盟リサイクルショップに一度に査定を依頼できる便利なプラットフォームです。これまでに約130万人が利用しており、気軽に不要品を売却できる仕組みが好評を博しています。

連携によるメリット

「おいくら」では、条件が整えば自宅へ訪問して不要品を回収する出張買取を実施。また、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品の買取も可能です。これにより、特に大型家具や重量物を捨てたくても難しい市民にとって、大変便利なサービスとなります。

最短で「おいくら」を通じて依頼した日に買取が実現することも可能なため、手間を省きつつもリユースを促進する環境が整います。この施策は、さいたま市の廃棄物処理量の削減にも寄与すると期待されています。

今後の展望

1月15日（水）14時から、さいたま市のホームページに「おいくら」の情報が掲載され、不要品を廃棄したい市民に向けて直接の査定申し込みサービスが提供されます。市民の皆様には、廃棄ではなくリユースを選ぶ意識の転換を促すことを目指しています。

さらに、官民協同によるこの取り組みは、経済的な側面と環境的な側面の両方からの課題解決を図り、真の循環型社会の実現を目指しています。リユースへの関心が高まることで、市民の暮らしがより持続可能な方向へと向かうことでしょう。

さいたま市の魅力

さいたま市は東京から約30キロメートルの地点に位置する県庁所在地で、都市と自然が共存する環境が特徴です。広大な緑地や水辺が残り、地域の伝統文化も豊かです。特に、大宮の盆栽や浦和のうなぎなど、地域に根ざした産業が色濃く受け継がれています。そして、Jリーグのチームもホームタウンとして多くのスポーツファンに親しまれています。

このように、さいたま市は地域社会の資源を活かしながら、リユース事業によって新たな価値を創造し、持続可能な未来に貢献し続けています。皆で協力して、変化をもたらしていきましょう。