新型多心光ファイバ融着接続機「100R」の登場
株式会社フジクラが新型の多心光ファイバ融着接続機「100R」の販売を、2026年4月から開始します。近年、生成AIの普及によりデータセンタの規模が拡大し、光ファイバケーブルはより高密度化・多心化が進んでいます。そのため、従来以上に迅速かつ確実な接続技術が求められるようになっています。
「100R」は、単心光ファイバから間欠固定型光ファイバリボン(SWR®)を利用し、最大で16心までの多心光ファイバリボンを融着接続できる新しい機械です。これにより、特にデータセンタや次世代通信インフラの施工において、多心光ファイバケーブルの作業効率を大幅に改善することが期待されています。
新機能紹介
光ファイバ自動整列機能
「100R」には、光ファイバをセットする際に高精度で軸合わせを行う「光ファイバ自動整列機能」が搭載されています。この機能により、光ファイバの位置がずれている場合でも自動で整列され、手間のかかる光ファイバのセットのやり直しが減ります。これにより、全体の作業時間が大幅に短縮されます。
端面間隔補正機能
融着接続を行う前に、左右の光ファイバ端面間隔を自動で均一化する「端面間隔補正機能」も初めて搭載しました。これにより従来の機械と比較して接続損失の低減が実現され、さらに安心して施工できる環境が整います。
その他の特長
新型光ファイバホルダ「FH-80シリーズ」
新しい光ファイバホルダ「FH-80シリーズ」は、先端のクランプ機構が改良され、間欠固定型光ファイバリボン(SWR®)を使用する際のセット性を向上させています。さらに、このホルダとV溝は、従来のモデル同様に光ファイバの心数や間隔に応じて交換が可能です。
スプライスコーチ機能
接続作業の手順を説明する「スプライスコーチ機能」も新たに搭載されており、非熟練者でもスムーズに作業を行えるようになります。
GPS機能
接続検査結果を位置情報と併せて記録するGPS機能も装備されており、施工管理の効率化とトレーサビリティの向上に寄与します。これらの情報は、フジクラのスマートフォンアプリ「Splice+」を利用することで、データを簡単にスマートフォンにダウンロードすることが可能です。
従来機能も搭載
新型機には、風防自動開閉機能や、放電条件を自動調整する「ACTIVE FUSION CONTROL TECHNOLOGY」、光ファイバカッタの状態を無線で監視する「ACTIVE BLADE MANAGEMENT TECHNOLOGY」など、従来機能も充実しています。この情報を活用し、低損失で安定した接続が実現されます。
結論
株式会社フジクラは、先進的な技術を用いた新型多心光ファイバ融着接続機「100R」を通じて、データセンタや次世代通信インフラの構築に貢献しています。デジタル社会の進展を見据えた取り組みとして、今後も新たな製品開発を続けていく予定です。これにより、業界の発展を促進し、サービスの向上を図っていくことでしょう。なお、SWR®(Spider Web Ribbon®)は株式会社フジクラの登録商標です。