新しい時代の情報発信を実現
最近、フューチャーセッションズ株式会社(以下、フューチャーセッションズ)とハーチ株式会社(以下、ハーチ)の連携が発表されました。この提携は、AIの進化がもたらす新たなサステナビリティ・コミュニケーションの形を探る試みです。両社の強みを活かし、従来の情報発信とは一線を画した共創型のプロジェクトを展開します。
連携の背景
AI技術は、企業の情報発信の手法とプロセスに劇的な変化をもたらしました。短いプロンプトからさまざまなコンテンツを効率的に生成できるため、企業はより多くの情報を迅速に発信することが可能になりました。しかし、情報の伝達が単なる効率化作業に終わってしまうリスクも存在します。
そのため、この連携では、AIを単なる効率化の手段ではなく、価値創造のパートナーとして位置付け、リアルな対話を通じた信頼関係の構築を重視しています。フューチャーセッションズは、対話を通じてステークホルダーとの共創プロセスを進めてきた実績があり、ハーチはサステナビリティに関連するコンテンツを多角的に提供してきました。この組み合わせが、新たなサステナビリティ・コミュニケーションのモデルを生み出す原動力となるでしょう。
プロジェクトの目的
フューチャーセッションズとハーチは、対話を通じた関係性を構築し、参加者全員が自分の価値を再発見する場を提供します。これは、企業がサステナビリティにおける真の価値を見出し、社会における役割を理解するためのプロセスです。また、AIをコミュニケーションの一部として取り入れることで、未来のステークホルダーの声を反映させた価値創造も目指します。
期待される効果
この連携は、ステークホルダーとの信頼関係の質を向上させ、企業が持つ本質的な価値を再発見することを目標としています。双方向の対話を促進することで、参加者は自社のサステナビリティに関する視点を広げることができ、社会全体において価値を創造するプロセスを形成します。
公開イベントの開催
この取り組みの一環として、10月9日に「Sustainable Media Futures」という公開イベントが開催されます。このイベントでは、AI時代の新たなメディアの形を模索するための対話やプロトタイピングが行われます。参加者は、共創によって生まれた価値を社会へと問いかけるアイデアを共有し、資金調達や社会実装の新たな選択肢を広げる機会となるでしょう。
開催概要
- - 日時:10月9日(木)18:30-21:00(18:00 開場)
- - 会場:TOKYOBASE 4F
- - アクセス:東京メトロ丸ノ内線/銀座線 赤坂見附駅 徒歩7分
- - 定員:30名(先着順)
- - 参加費:無料ですが、イベント終了後に「Pay as you want」で寄付をお願いする予定です。
企業のビジョン
フューチャーセッションズの社長、有福英幸氏は、「多様なステークホルダーが集まり、自分ごとのアクションを生み出す場を提供することで、持続可能なメディアの形を定着させる挑戦を引き続き行っていく」とコメントしています。一方、ハーチの加藤佑氏は、リアルな場が持つ重要性を強調し、今回の連携を通じて新たな関係性やアクションを生み出していくことを楽しみにしていると述べました。
まとめ
AI時代におけるコミュニケーションの在り方が進化を遂げる中で、フューチャーセッションズとハーチの取り組みには、サステナビリティの未来を変える可能性が秘められています。これからも両社は、新たな価値共創のプロセスを模索し、持続可能な社会の実現に向けて踏み出していくでしょう。