和歌山市のリユース事業
2025-06-11 16:06:26

和歌山市の新たな環境施策 - 不要品リユース事業「おいくら」開始

和歌山市の新たな環境施策 - 不要品リユース事業「おいくら」の開始



和歌山市と株式会社マーケットエンタープライズは、2025年6月11日より、地域の廃棄物削減と循環型社会の形成を目的とした不要品リユース事業に着手します。この事業は、マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を活用し、市民が不要品を手軽に再利用できる環境を整えるものです。

背景と課題



和歌山市では、1人あたりのゴミ量の削減が進まず、廃棄される不要品の中にリユース可能なものが多く存在することが課題とされています。市は、市民にリユースの必要性を広めるための新たな施策導入を模索していました。一方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心に様々なネットサービスを展開し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをしてきました。このニーズが合致し、「おいくら」サービスの導入が決まったのです。

「おいくら」サービスの特徴



「おいくら」は、不要品を売りたい市民が簡単に査定を依頼できるプラットフォームです。査定を希望した際、その依頼は全国の加盟リユースショップに一括で送信され、価格を比較できるのが特徴。利用者は、査定依頼から買取成立までのプロセスがスムーズに進むため、手軽さと利便性が支持されています。

課題解決の具体策



和歌山市では、粗大ごみの回収を門前で行うか自己搬入しなければならないため、大型の品物などは市民が自力で運び出す必要があります。このため、「家の中から運び出してほしい」という声も多く寄せられています。「おいくら」は出張買取のオプションを持ち、希望すれば自宅の中からでも商品の運び出しを行います。特に、冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル法対象製品でも、まだ使用可能なものであれば買取の対象となります。これにより、市民は抱えている大型品を簡単に手放すことができるのです。

最近では、不要品の買取申し込みをした当日に受け渡しが可能になるなど、リユースを促進する新たな試みが行われています。このサービスは市民には直接費用がかからず、好評を得ています。

今後の取り組み



「おいくら」のサービスは、和歌山市の公式ホームページにも掲載され、2025年6月11日から直接申し込みが可能となります。この連携によって、二次流通の活性化や廃棄物の削減が期待され、自治体のコスト削減も並行して見込まれています。また、この取り組みを通して、市民が不要品のリユースを選択肢として認识することで、廃棄ではなくリユースの意識が促進されることが望まれています。

和歌山市の魅力



和歌山市は和歌山県の北西部に位置し、自然と都市が融合した魅力的な場所です。和歌山市の人口は約351,317人で、和歌山県内で最多です。関西国際空港にもアクセスが良く、市民の生活を豊かにする要素が満載です。また、ごみ減量推進キャラクター「リリクル」は市民から長年愛され続け、アイドルのように親しまれています。

「おいくら」の導入により、和歌山市の循環型社会形成への第一歩が踏み出されました。官民一体となったこの取り組みは、地域全体の環境意識向上に寄与し、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

詳細は和歌山市公式ウェブサイトをご覧ください。


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