ユーフォリアとVivooの連携で熱中症対策が進化
株式会社ユーフォリアは、スポーツの現場で磨かれたコンディション管理の知見を、産業現場の熱中症対策に応用する取り組みを開始しました。特に、大塚製薬の栄養モニタリングサービス「Vivoo」とのデータ連携が実現し、尿を用いた水分摂取の傾向を日常的に把握することができるようになりました。
背景
近年、熱中症による事故が増加している中、特に建設業や製造業の現場での対策が急務とされています。厚生労働省の報告によれば、職場での熱中症による死傷者は年々増加しており、特に屋外での作業では対策が求められています。これに応じてユーフォリアは、熱中症リスクの早期発見を目指し、新たなソリューションを開発しました。
Vivooとのデータ連携の詳細
Vivooは、尿で測定した水分レベルなど、日々の食生活に関連する6項目を可視化するサービスです。このデータが、ユーフォリアのデータマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」に統合されることで、現場の管理者や健康管理担当者が作業員全体の状況を把握できるようになります。これにより、自覚症状に頼らず、客観的な指標から水分補給の必要性を確認できるようになります。
実証実験の結果
実際に、株式会社奥村組の建設現場において、2024年9月に行われた実証実験では、参加者16名の内6名が出勤時に水分レベルが低い状態であることが確認されました。また、脱水を感じないと回答した作業員のうち、81.25%が水分レベルが低いという結果が示されたことから、可視化の重要性が明らかになりました。この実験では、Vivooを使用した作業員のうち80%が水分補給への意識が向上したと回答しており、実際に現場での事故防止に寄与する可能性が期待されています。
現場運用の設計に向けて
客観的指標に基づく水分レベルの可視化は、今後の現場運用設計においても重要な役割を果たすでしょう。目標摂取量の事前設定や、作業前の声かけタイミングの設計、データの継続的な記録を通じた振り返りが求められます。ユーフォリアは、この取り組みを他の産業分野へも広げていく計画であり、運輸業や農業などの過酷な環境下においても安全を支える基盤として展開していく予定です。
今後の展望
ユーフォリアは、Vivooとのデータ連携を通じて得られた水分レベルの情報を、ONE TAP SPORTSに統合し、従来の体重変動や自覚症状、AIによるアドバイスなどと共に活用していく予定です。今後も、産業現場で働く人々が安全で健康的な環境で作業できるよう支援していきます。
展示会情報
ユーフォリアは、「第7回 九州 猛暑対策展」に出展し、これら熱中症対策ソリューションを紹介します。九州地域の関係者の皆様、ぜひお立ち寄りください。
- - 展示会名: 第7回 九州 猛暑対策展
- - 会期: 2026年6月24日(水)・25日(木)
- - 会場: マリンメッセ福岡
- - ブース番号: AR-20
ユーフォリアは、今後もスポーツ界で培った技術を活かし、産業アスリートの安全衛生向上のための取り組みを続けていくことで、さらなる社会貢献を目指しています。