熊本電鉄バスに無料Wi-Fiサービス導入!快適な移動を実現

熊本電鉄バスに快適な移動を実現する無料Wi-Fiサービスの導入決定

熊本電気鉄道株式会社は、2025年4月より、同社が運営する貸切バスおよび路線バス全車両に対して、無料のWi-Fiサービス「Wi-Fi BUS®」を本格的に導入することを発表しました。この取り組みは、熊本県内で唯一となる路線バス全車両での無料Wi-Fiサービス提供の試みで、地域住民の移動をより快適にサポートします。

導入の背景

1923年に設立された熊本電気鉄道は、鉄道及びバス事業を通じて、熊本県央・県北地域の交通の要として重要な役割を果たしてきました。今回のWi-Fiサービス導入決定は、2025年2月1日から3月31日まで実施した2か月間の実証実験の結果によるものです。実証実験では、移動時間を有効に活用したいというニーズやお客様の利便性向上を目的として、ファイバーゲートと協力し、バス車内で無料のWi-Fiサービスを提供しました。

多くの乗客からアンケートを通じて高い評価が寄せられ、Wi-Fiサービスの必要性を再確認する声が多く上がりました。これにより、貸切バス23台と路線バス80台の計103台への本格導入が決まりました。

実証実験の反響

実証実験のアンケート結果では、乗客からの声が多数寄せられました。具体的には、Wi-Fiを利用して「スマホを使った勉強がしやすくなった」や「オンライン研修に参加できた」といったポジティブな反応が多く見受けられました。また、「混雑時のイライラが軽減された」という意見もあり、快適な移動空間の提供につながったようです。

さらに、「接続方法が簡単で快適」という声や、「長時間の乗車時間を有効に活用できた」という意見もありました。しかし、一部には接続できないことがあったとのフィードバックもあり、今後の改善点として取り組む意向が示されています。

導入概要と使い方

本格的なWi-Fiサービスの導入は、2025年4月1日から始まります。サービス対象となるのは、貸切バス23台、路線バス80台の計103台です。接続方法は以下の通りで、手軽に利用できる設計になっています。
1. SSID「KUMADEN Wi-Fi」を選択（パスワード不要）
2. 表示される利用規約に同意（リダイレクト画面）
3. 簡易認証で接続完了

バス車内には、案内チラシや接続手順書が設置されており、誰でも簡単にWi-Fiに接続できます。

今後の取り組み

熊本電気鉄道とファイバーゲートは、実証実験中に得たフィードバックを基に、今後も改善を重ねて、より良いサービスを提供していく方針です。地域社会における情報アクセスの向上、デジタルデバイドの解消を目指し、持続可能な地域発展に貢献してまいります。熊本電鉄バスは、これを機にさらに多くの人々に利用されることを期待しています。旅行や通勤において、快適さを追求するこの新サービスの利用をお楽しみに。