東京発、X1StudioがihD創業者から株式を取得
2025年5月26日、東京。X1Studio株式会社は、アジア太平洋地域での統合テクノロジーコンサルティングの先駆者であるihD Ltd.の創業者、イアン・ハリス氏より株式を取得したことを発表しました。これにより、両社の長年にわたる協業関係に新しい章が開かれ、国際市場での成長とイノベーションが加速することが期待されています。
提携の背景
X1Studioは、成立から約3年で急成長を遂げてきた企業で、人間中心のアプローチを掲げたIoTテクノロジーコンサルタントとして、特にホスピタリティ分野における専門性が際立っています。一方のihDは22年以上にわたり、ホスピタリティおよびビルテクノロジー業界でのリーダーシップを確立してきました。今回の提携によって、両社が持つ深遠な専門知識と経験が融合し、高度なテクノロジーソリューションを顧客に提供する体制が整いました。
記者会見での発言
X1Studioの代表取締役社長、ウィリアム・アチュリ氏は、「ihDのチームとの10年にわたる関わりを通じて、そのプロフェッショナリズムに心から敬意を表しています。また、イアン氏が築いたレガシーは本当に素晴らしいものです。この新しい取締役会のもと、ihDはさらなる高みを目指し、次世代のホスピタリティ及びビルディングコンサルタントに影響を与え続けると確信しています」と語りました。
グローバルネットワークの拡大
提携後、X1StudioとihDは東京を含むアジア全域で150名以上の専門家を抱える体制を整え、ホスピタリティおよびビルディング分野の市場ポジションをさらに強化していく予定です。これまでに両社は約600件のプロジェクトを手掛けており、その実績で顧客からの高い信頼を得てきました。
今後の展開
ihDの取締役エイドリアン・リム氏は、新たなソリューションの共同開発が可能になることに期待感を表し、「私たちのビジョンを再定義できるパートナーシップであると確信しています。この提携を通じて、アジア全域で革新的なホスピタリティソリューションを提供し、市場に影響を与える変革をもたらしたい」と述べました。
また、X1StudioとihDは、今年後半に新たなソリューションポートフォリオを発表予定で、さらなる国際市場への展開が計画されています。この提携は、アジアを代表するIoTコンサルティング企業を目指す上で重要な一歩となると考えられています。
日本のホスピタリティを世界へ
特に注目すべきは「日本固有のホスピタリティをアジア太平洋地域に拡げる」という戦略です。両社は、統合テクノロジーデザインの分野で新たな基準を打ち立て、未来のスタンダードを形成することを目指しています。これにより、今後数年で新たなビジネスモデルやサービスが生まれ、業界全体に影響を与えることが期待されています。
会社概要
X1Studio株式会社
- - 所在地: 東京都港区赤坂2-5-4 赤坂室町ビル6階
- - 設立: 2020年9月
- - 事業内容: IoTテクノロジーコンサルティング、ホスピタリティおよびデータセンター向けの統合ソリューション
- - 公式ウェブサイト: https://www.x1studio.co.jp/
ihD Ltd.
- - 所在地: 香港 シュンワン
- - 設立: 2003年9月
- - 事業内容: 統合型のIT、IoT、セキュリティソリューションの提供
- - 公式ウェブサイト: https://ihd-hk.com/
今後もX1StudioとihDの提携により、革新的なソリューションの開発と提供が期待されます。業界の動向にも注目が集まることでしょう。