生体認証でWeb3へ
2025-10-02 11:07:49

ぷらっとホームと日立が生体認証とNFTを活用した新しいWeb3体験を実現へ

ぷらっとホームと日立、Web3体験の実証実験をスタート



ぷらっとホーム株式会社と株式会社日立製作所は、従来のデバイスに依存しない新たなWeb3体験の実現に向けて、NFT技術と生体認証技術を融合させた実証を始めました。本実証は、より安全で快適なデジタルサービスを提供することを目指しています。今回は具体的な技術やその利点、今後の展開について深掘りしてみましょう。

Web3と個人情報管理の新たな可能性



Web3は、個人が自分の情報や権利を自ら管理できる次世代のインターネットとして注目を浴びています。この革新には、高度なプライバシー保護が求められていますが、これまでの課題として、スマートフォンやPCなどのデバイスに依存する点がありました。そこで、ぷらっとホームと日立は、Web3空間への接続を生体認証によって実現し、シームレスな体験を追求しています。

技術の連携



本実証では、ぷらっとホームの現実世界のモノをブロックチェーンで記録するNFT技術「ThingsToken」と、日立の分散型ID管理技術「BioSSI」が連携します。これにより、例えば屋外イベント「大曲の花火 -秋の章-」において、事前に登録された顔情報を使って入場者の認識を行い、入場権利の確認が容易になります。
入場時に顔認証が行われることで、入場がスムーズに進むと同時に、チケット紛失や不正転売の防止にもつながります。

実証実験の利点



1. デバイス非依存の快適さ



従来の入場方法では、チケットやスマートフォンの持参が必要でしたが、今回の実証では生体認証のみでサービスを利用できるため、高齢者や子どもでも簡単にアクセスできます。顔認証を通じて、手間をかけずにWeb3サービスに参加可能です。

2. 現実とデジタルの融合



BioSSI技術により、顔認証を行った後、デジタル空間に紐づけられる情報を瞬時に引き出せることが特長です。これにより、チケットの引き換えや決済が、紙媒体を必要とせずに実現され、利便性が一段と向上します。

3. 不正利用の防止



入場権利がNFTチケットとして発行されるため、第三者への譲渡やなりすましを防ぐ仕組みが整います。事前登録を通じた人間の意思にもとづいた本人確認が行われることで、安心してサービスを利用できます。

未来の展望



今後は、地域のイベントでプライベートクーポンや宿泊資格といった複数の情報を生体情報に結びつけ、新たなWeb3経済圏の形成を目指します。また、技術を物流やサプライチェーンにも展開し、透明性と効率性を高めることで、消費者の安心感やブランド価値保護にも寄与することが期待されています。
ぷらっとホームと日立は、この新しいデジタル社会に向けて、誰もが安心して参加できる環境を整えていく姿勢を示しています。

ぷらっとホームと日立の紹介



ぷらっとホームは、1993年から通信やネットワーク分野で革新を続けてきた企業で、特にLinuxサーバー技術に強みを持っています。最近では、ブロックチェーンにおける技術開発を進め、Web3におけるサービスの実装を促進しています。
一方の日立は、社会イノベーションを通じて環境や経済成長に貢献し、デジタルサービスの展開を行っています。両社が持つ技術力を駆使し、安全で快適なデジタル社会を築くことが期待されます。


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