会計士・税理士の就職活動の実態と転職意識調査2025
株式会社TACプロフェッションバンクが2025年夏に行った会計士・税理士、財務・経理担当者を対象とした就職・転職意識調査の結果が公開されました。本調査は、東京都内で行われた就職説明会を中心に、303名からの回答を基にしています。
現年収と希望年収の実態
調査結果によると、参加者の現年収は「300万円以下」と「401万〜500万円」が特に多く、希望する年収は「301万〜400万円」が最も大きな割合を占めました。このことから、参加者たちは、以前の年収を踏まえつつ現実的な希望年収を持っていることが伺えます。
就職説明会への参加理由
参加者が就職説明会に参加する理由としては、様々な法人・事務所について多角的な情報を得られる点が挙げられます。この調査では、世代にかかわらず、同様の傾向が見られる結果となりました。特に学生には、この説明会の参加によって自身のキャリアを深く考える機会が提供されているようです。
訪問先の印象
就職説明会や企業訪問において、参加者たちの印象に残った訪問先としては、業務内容の魅力や職場の雰囲気が大きな要因となっていることがわかります。学生は、説明会での第一印象から選定することが多く、20代以下の参加者は特に社風に対する魅力を感じていると答えています。
仕事内容が重視される傾向
就職・転職先を選ぶ際、最も重視される要素は「仕事内容」です。それに続いて「職場の雰囲気や人間関係」、「給与・賞与」が重要視されています。特に学生は資格取得支援制度に重視を置いている一方で、20代以下と30代、40代以上の層はやはり仕事内容に強い興味を持っています。
就職・転職活動の不安
調査により、参加者たちが最も不安に感じている点が「就職・転職先の選び方」であることが明らかになりました。特に学生や40代以上の層はこの点に強い関心を寄せており、20代以下には「就職・転職のタイミング」が多く挙げられました。
選考時の要望
参加者たちが選考時に求める条件としては、オフィス見学や職場の上司との直接対話の機会が多く挙げられました。これにより、求職者たちは実際の環境をより深く理解したいと考えているかが明確に表れています。
結論
2025年の就職活動において、会計士・税理士を志す人たちの希望や不安、重視するポイントが鮮明になった今回の調査。このような情報は今後のキャリア選択において大きな手助けとなるでしょう。特に業務内容や職場の雰囲気など、現場の実情をしっかりと捉えることが、より良い選択を行う鍵を握ると言えそうです。
お問い合わせ
この調査内容は、TACキャリアナビの【
Webサイト】にて詳しく確認できます。調査資料を利用される場合は出典を必ず明記してください。TACプロフェッションバンクへのお問い合わせは、03-3518-6775または【
[email protected]】までお気軽にご連絡ください。