メディフォン、クラウド健康管理システムWELSAを譲受
東京都港区に本社を置くメディフォン株式会社は、2025年7月1日よりインフォコム株式会社からクラウド健康管理システムWELSA(ウェルサ)事業を受け継ぐことを発表しました。この譲受により、メディフォンは健康経営支援のさらなる強化を目指します。
WELSA事業譲受の背景
メディフォンは、持続的な健康経営を実現するために、WELSA事業の譲受を決定しました。インフォコム株式会社は、同社の中期計画見直しに伴い、WELSA事業から撤退することを決定。その際、健康経営という社会的課題解決を重視する企業に譲渡したいとの想いから、メディフォンが選ばれました。
インフォコムの濱崎洋一郎執行役員は、メディフォンに事業を託けることで、WELSAの顧客は安心してサービスを受けられると語りました。メディフォンのCEO澤田真弓は、両社の協力によって、より多くの方々の健康経営のニーズに応えることを強調しました。
メディメントの特長
譲受後、WELSAのユーザーはメディフォンが提供する「mediment(メディメント)」をスムーズに利用できるようになります。medimentは、従業員の健康診断やストレスチェックを効率化するために設計された人事労務担当者向けのサービスです。このシステムを導入することで、従業員の健康データ管理や産業医面談の調整が大幅に簡素化されます。
加えて、健康診断やストレスチェックの結果を視覚化し、高度なデータ分析も可能になるため、健康経営の推進に寄与します。また、多言語対応や医療通訳サービスの提供も行っており、外国人従業員の増加に対応したダイバーシティ経営にもサポートを提供しています。
メディフォン株式会社の概要
メディフォンは、遠隔医療通訳サービス「mediPhone」を中心に、医療機関や自治体における外国人患者受け入れ体制の整備を支援しています。2021年に健康経営と予防医療を推進するために、クラウド健康管理システム「mediment」を立ち上げ、そのサービスの質を向上させる取り組みを続けています。
企業の使命は、多様な人々が共に支え合い、成長することでより良い社会の実現に寄与すること。この理念に基づき、メディフォンは進化を続けていきます。
今後の展望
メディフォンは、WELSAのサービスを引き続き高品質で提供し、顧客満足度を向上させるための努力を怠りません。お客様からのフィードバックをもとにプロダクトを進化させ、多様化する社会のニーズに応えられるよう努めていきます。新たなサービス展開にも期待が寄せられるところです。メディフォンの今後に注目が集まります。