第2回Tokyo-NbSアクションアワードの受賞団体発表
2023年春の改訂に基づく東京都の「生物多様性地域戦略」に則り、自然を活用して社会課題を解決する基盤としての活動にスポットを当てた「Tokyo-NbSアクションアワード」が今年度も実施されます。このアワードでは、自然と共生する取り組みに力を入れる組織が選ばれ、その功績を表彰されるイベントです。
今年の受賞団体は、応募総数52件の中から厳正な審査によって決定された4団体です。彼らはそれぞれ「大規模法人部門」と「中小規模法人部門」に分かれ、優れた取り組みを実施しています。これにより、NbS(自然に基づく解決策)の認知度がさらに広がります。
受賞団体とその取り組み
大規模法人部門
2006年に都市型ビオトープ「再生の杜」を創出し、人と自然の関係を再生するプロジェクトを進めています。行政やNPOと連携し、気候変動適応などの地域課題に取り組んでおり、環境教育の推進なども行っています。
2015年から新築分譲マンションで環境に配慮した緑地の管理基準「ビオ ネット イニシアチブ」を導入し、都市の生態系ネットワーク形成に寄与しています。150物件以上で取り組みを展開し、地域との連携を強化しています。
中小規模法人部門
国際的森林認証を取得した森林環境を中心に、素材の高付加価値化や地域の雇用促進、環境教育など幅広く活動しています。生物の生息環境を守ると共に地域とのつながりも重視しています。
消失危惧の里山を借り受け、地域活性化と保全に寄与する活動を継続。組合員や地元住民と一緒に自然体験活動を通じて、コミュニティ形成を図っています。
表彰式・交流会の詳細
この表彰式は、2026年1月27日(火曜日)に新宿区のパークタワーホールにて行われます。通常のプログラムに加え、当日は東北大学の藤田教授による講演も実施される予定です。 申込方法は公式ページから行うことができ、定員は200名ですので、参加を希望する方はお早めにお申込みを。
また、今回の表彰式はオンラインでも視聴可能です。手話通訳も提供されるため、誰もが参加しやすい構成となっています。
まとめ
第2回「Tokyo-NbSアクションアワード」は、東京都が推進する自然との共生をテーマにした重要なアプローチです。受賞団体の活動を通じて、私たちが直面する様々な環境問題に対して、持続可能な未来を見出すヒントとなることを期待しています。参加者募集の締切は2026年1月26日ですので、興味がある方はぜひご応募ください。