株式会社商船三井、歴史の舞台「ダイビル本館」で関西支店を開所

株式会社商船三井が新たな歴史を刻む関西支店の開所式

2023年5月20日、株式会社商船三井は関西支店を歴史あるダイビル本館に移転し、その開所式を盛大に執り行いました。この移転は、同社の源流企業である大阪商船が100年前に本社を移した地への帰還を意味します。移転先のダイビル本館は、その歴史を有する場所であり、今回の式典は会社にとって特別な意味を持ちます。

新たなオフィスでのコミュニケーションの促進

関西支店は、移転後にリノベーションを経て、より広いコミュニケーションの場として生まれ変わりました。このオフィスは、阪神地域の企業や行政機関との交流を深めるためのタッチダウンオフィスとしての役割を果たすことを期待されています。この新しい空間は、職員同士の交流や情報の共有が円滑に行われるよう設計されています。

移転前には住吉大社の分社が関西支店内に存在し、地域の方々からの敬愛を受けていました。住吉大社は、1884年設立の大阪商船から脈々と受け継がれる存在であり、移転に際してはその分社も新たに遷座されました。神社の修復は世界最古の株式会社である金剛組によって行われ、地域文化と企業の結びつきを象徴しています。

開所式には多くの著名人が参列

開所式には、住吉大社の権宮司である岡康史様や、金剛組の代表取締役社長・大槻純一郎様など、多くの関係者が出席し、新たなスタートを祝いました。この日をもって、商船三井関西支店はさらなる発展を誓い、地域の皆様との関係をより一層深めていく所存です。

関西での事業展開と地域貢献への取り組み

商船三井は、関西地域において多岐にわたる事業を展開しており、ダイビルの不動産事業や、さんふらわあによるフェリーサービスがその一例です。また、物流、港湾、曳船、海事コンサルティングなど、さまざまな分野で地域社会に貢献しています。信頼を築くとともに、国内地域戦略に基づく事業の強化、新たな顧客獲得、さらには地域貢献にも積極的に取り組んでいく方針です。

さらに、商船三井は、大阪・関西万博でのゼロエミッション船をテーマにした体験型アトラクション出展を通じて、地域の方々に海運業についての理解を深める機会を提供しています。そして、2023年7月19日には、大阪市にて「ふねしる」という体験型ミュージアムをオープン予定です。この取り組みによって、地域の方々が海運に触れ、楽しむ場を提供することを目指しています。