新たな外出支援サービス
2025-12-03 17:11:00

障害者の外出を支援する新たなスマートサービスの体験ツアーを開催

持ち運べる自由を実現するスマート技術



東京都は「2050東京戦略」に基づき、最先端技術を活用したインクルーシブシティ東京の実現を目指しています。これは、障害の有無や言語の壁を超え、誰もが自由に交流し、好きな場所へ行ける社会を築くことを目指しています。この取組の一環として、令和7年9月10日から11月30日まで、障害がある方や配慮を必要とする方の外出を支援するスマートサービスの実証が行われました。

その結果を広く知ってもらうため、先日、実際にサービスを体験するツアーが行われました。本ツアーでは、参加者から多くの貴重な意見が寄せられ、非常に意義深い時間となりました。

体験ツアーの詳細



体験ツアーは、視覚に障害がある方2名、車椅子を使用し発話が難しい方、不安を感じやすい方の4名が参加。彼らは、外出を支援するアプリ「袖縁」と「アイコサポート」を使用して、竹芝新八景を訪れました。これにより、彼らはどのように技術を活用できるかを直接体験しました。

各アプリの利用体験



  • - アイコサポートの利用者は、遠隔オペレーターから音声で道順や指示を受けながら、目的地までの移動を体験しました。
  • - 一方、その他の参加者は「袖縁」を使い、事前に障害特性や求めるサポート内容を登録。施設のスタッフにスムーズに情報が伝わり、受付や入場において困難を解消しました。

竹芝新八景では、出展されている「香の景」での香りや手触りの体験も行われ、障害者にも配慮された環境が確認されました。

参加者の声



多くの参加者から以下のような感想が寄せられました。

  • - 「これらのアプリのおかげで、視覚情報のサポートを受けることができ、外出の不安が軽減されました。1人でも多くの場所へ行ける自信が持てるようになりました。」
  • - 「事前に自分の状態を伝えることで、外出先で安心してコミュニケーションが図れると感じました。」
  • - 「この施設は自然が豊かで安全に楽しめる場所。一層、訪れやすい環境が整っていくと良いと思います。」

そして、協力していただいた一般社団法人竹芝エリアマネジメント様からは、「このような取り組みが広がることを期待します」との意見もありました。

アプリの機能とアクセス



今回体験したアプリが、それぞれどんな場面で役立つのか整理しました。

袖縁


このアプリを使用することで、実際の店や施設のスタッフと簡単にコミュニケーションを図れます。事前に伝えたい情報をアプリに登録すると、目的地に着いた際にスムーズに支援を受けられる仕組みです。

アイコサポート


視覚に障害がある方専用のこのアプリは、カメラを通じて遠隔のオペレーターとつながり、リアルタイムで音声サポートを受けながら外出することができます。これにより、より安心して移動することが可能となります。

アプリの詳細サイト



まとめ



東京都が進める障害者支援に向けたこのスマートサービスは、技術の進化によってより多くの障害者が自立して外出できる環境作りを実現しています。参加者からは、多くの期待と希望の声が上がっており、今後ますます多様性やインクルーシブな街づくりが進むことが期待されます。


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