『もうひとりのわたしへ』
2025-05-01 18:28:13

驚きと共感が詰まった文学座『もうひとりのわたしへ』の魅力とは

笑いと涙の狭間で揺れる人生の選択



2025年6月21日(土)から6月29日(日)まで、東京都渋谷区に位置する紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される文学座の新作『もうひとりのわたしへ』。作は劇団ONEOR8の田村孝裕、演出は注目の若手演出家である五戸真理枝が手掛けます。この両者が初めてタッグを組むことにより、どのような新しい表現が生まれるのか、期待が高まります。

人生の天井を破る異次元の出会い



主人公の椎葉里歩は、まもなく40歳を迎えます。子どもはおらず、優しい夫がいるものの、彼女の心には得も言われぬ不安が渦巻いています。誕生日が近づく中、セックスレスの関係や両親の介護問題、仕事に対する熱意の欠如といった要素が彼女の心を悩ませる要因となります。その矢先、里歩の前に異次元の住人が現れ、彼女はまったく異なる人生の選択肢を与えられます。果たして、里歩は自らの「人生の天井」を破ることができるのか?

切実なテーマと強力なキャストの共演



この作品では、里歩が選択した二つの異なる人生がどのように展開するのかが大きな見所です。40歳という人生の分岐点を迎え、自分の幸福とは何か?そんな疑問に答えるように、物語は進行します。中でも、里歩以外のキャラクターたちも一筋縄ではいかず、それぞれの視点から人生を考えさせるような展開が待ち受けています。

出演者には、高橋ひろしや郡山冬果、横田栄司など、演技力に定評のある役者たちが名を連ねており、彼らの演技が物語に深みを与えます。特に、五戸真理枝による演出は、2023年の第30回読売演劇大賞で最優秀演出家賞を受賞しており、彼女の取り組みにも大きな注目が集まります。

アフタートークでさらに深まる体験



また、観劇後のアフタートークも見逃せません。6月22日(日)の回には音楽・ラップ指導のALI-KICK、横田栄司、吉野実紗、そして五戸真理枝が登壇し、作品についての裏話やキャストの思いなどを語ります。また、6月24日(火)には、田村孝裕と五戸真理枝の制作にかける想いについても聞ける貴重な機会となります。

観客が参加できるハートフル観劇dayや夜の集いも設けられており、初めて観劇を経験する方にも楽しんでもらえる内容となっています。これらのイベントを通じて、作品に対する理解がより深まることでしょう。

公演詳細とチケット購入情報



『もうひとりのわたしへ』の公演は、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて行われます。一般チケットの価格は6,500円ですが、初日には割引が適用され5,500円での購入が可能です。また、30歳以下や高校生の場合はそれぞれ4,000円、1,000円とお得に観劇できます。全席指定のため、早めのチケット購入をおすすめします。

公演を通じて、観客がその人生の選択に向き合わせられるような、深いメッセージを持った作品として、多くの人に響くことを期待しています。詳細やチケットの購入は、文学座の公式サイトからご覧ください。

さあ、62年近い歴史を持つ文学座が描く新たな物語を、ぜひその目で確かめてみてはいかがでしょうか?


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