再生医療の新たな地平を開く「INSTINCT BROTHERS」の株式上場

日本を拠点にする再生医療企業、INSTINCT BROTHERSが、アメリカの特別目的買収会社（SPAC）であるRelativity Acquisition Corp.との合併を正式に発表しました。今後、この合併により、_INSTINCT BIO TECHNICAL COMPANY INC._という新しい社名でNASDAQに上場することになります。企業価値は約2億4,200万ドルと推定されており、合併の完了は2025年の第3四半期初めを予定しています。

再生医療における挑戦

INSTINCT BROTHERSは、再生医療と幹細胞技術の最前線をリードしており、その主な業務内容には、幹細胞培養液を活用した化粧品の開発・販売、研究機関との提携、フランチャイズ型医療クリニックの展開などが含まれます。特に、380種類以上のサイトカインと成長因子を配合した高品質な幹細胞培養液を用いて、化粧品業界において確固たる地位を築いています。また、アンチエイジングや疾患予防を目的とした治療法の開発も行い、今後の市場展開にも期待が寄せられます。

経営陣からのコメント

INSTINCT BROTHERSのCEO、永野友喜氏は、「この合併は重要な転機であり、グローバルな展開を加速させるものです。新たな資金調達により、事業を拡大し、臨床ネットワークを広げていく計画です。」とコメントしました。さらに、マレーシアやインドネシアへのクリニック展開が計画されており、国内でも新たなクリニックの開設が見込まれています。

Relativityからの期待

一方、Relativity Acquisition Corp.のCEO、タレク・タブシュ氏も「INSTINCT BROTHERSは再生医療分野において高い完成度のビジネスモデルを持っており、将来的な市場拡大が期待されます。」と述べました。両社の統合は、今後の再生医療業界における新たな動向を生むことでしょう。