次世代型書店『天狼院書店』が挑む新たな演劇プロジェクトの魅力とは

書店業界に新風を呼ぶ！劇場版『百秘本物語』上演決定

衰退が叫ばれる書店業界に、次世代型書店「天狼院書店」が新しい風を吹き込むべく演劇プロジェクト「劇場版百秘本物語」を発表しました。この公演は、ただの書店の枠を超え、「本だけではなく、その先の体験」を提供する新たな試みです。

テーマは「アナログの価値」

天狼院書店は、渋谷に旗艦店「天狼院カフェSHIBUYA」を構え、映画と演劇の融合を図ります。このプロジェクトは、AIやデジタル技術の普及が進む現代において、アナログの価値を再認識させる試みでもあります。

「我々は海のようにデジタル優勢の流れの中でも、アナログの価値を見失ってはいけない」と、代表の三浦は語ります。演劇を通じて、観客は生のエネルギーを感じることができる貴重な体験を提供されるのです。

演劇『劇場版百秘本物語』の詳細

公演は、2025年7月17日から21日まで開催され、場所は「天狼院カフェSHIBUYA」です。料金は一律3,850円で、オンラインでの鑑賞も可能なため、遠方の方も楽しむことができます。特に最終日には名古屋、京都、福岡にてパブリックビューイングも行われる予定です。

出演者には、多くのメディアで引っ張りだこの若手女優陣が揃います。主演の藤咲めぐみ、悠木紫真、下口ひなな、石綿大夢が織りなす物語は、見る人の心に深く響くことでしょう。さらに、映像クリエイターNorihiko氏が手がける演出や脚本も要注目です。

『百秘本物語』の背景

『百秘本物語』は昨年から天狼院書店がInstagramやYoutubeで公開しているショートムービーシリーズから発展した作品です。物語は、囚われた少女たちが本を読まされ、その結果がどうなるのかを描いています。劇場版では、この新たな物語が展開され、視聴者を驚かせることでしょう。

書店が演劇を行う意味

天狼院書店が「演劇」に挑戦するのは、単に新しいエンターテインメントを提供するためだけではありません。書店という場の価値を再認識し、「本」の持つ力を再確認させるための試みでもあります。これまでの書店の概念を超えた活動が、次世代の文化を創造する鍵となると考えられます。

「本を通じて得られる体験は限りなく広がります。演劇を通じて、観客は本から生まれる物語をより深く理解し、体験できることを目指しています」と三浦は語ります。