HIGUCHI GROUPが「ENGAGE UP」を導入しIT活用を可視化
吉積情報株式会社が手掛けたアセスメントサービス「ENGAGE UP」が、九州で多岐にわたる事業を展開するHIGUCHI GROUPにて実施された。この取り組みにより、HIGUCHI GROUP内の組織文化や業務のIT活用度が明確に可視化され、今後の業務効率化に向けた具体的な方針が見えてきた。
導入の背景
HIGUCHI GROUPは、社内でのITツールの活用が十分に進んでいないのではないかといった課題意識を持っていた。社員一人ひとりのITスキルを引き出すことで、業務をさらに効率化する必要があるとの考えから、まずは現状を把握するためにこのアセスメントを活用することを決定した。
ENGAGE UPの実施は、HIGUCHI GROUPのIT活用度を客観的に評価するための第一歩となり、具体的な次の施策を検討するための基盤とするものである。
アセスメントの結果
今回のアセスメントでは、223件の有効回答が得られ、他社平均やDX先進企業との比較を通じて、現状の分析が行われた。ここからいくつかの重要な成果が明らかになった。
文化の強み
最も注目すべき成果は、「挑戦意欲の高い文化」という企業文化の強みがデータで証明されたことだ。特に「新たな視点を取り入れる意欲」や「失敗やミスを改善する風土」といった要素において、他社を上回るスコアが記録されている。この結果は、HIGUCHI GROUPにおける新しい取り組みに対するポジティブな文化が根付いていることを示している。
業務改善の機会
また、業務効率化においても成長の可能性が示された。「情報検索」や「資料作成」に要する時間において、作業のスタイルを個々の作業からツールを活用した共同編集スタイルに移行することで、大幅な時間短縮が見込めることがデータによって明らかにされた。これにより、チーム全体の業務効率が向上する可能性が大いにある。
社員の期待
さらに、79%の社員が生成AIの業務活用に期待を持っていることが分かり、HIGUCHI GROUPは今後のIT活用向上に向けた高いポテンシャルを秘めていることも浮き彫りになった。これは、今後のテクノロジー導入においてもスタッフの積極的な協力を期待できることを意味している。
担当者のコメント
HIGUCHI GROUPの情報開発部の担当者は、このアセスメントによって「客観的なデータで自社のIT活用度を把握できる」とし、「企業文化や社員のITに対する意識を明らかにすることで、組織の真の強みと可能性を発見するのに役立つ」と期待を寄せている。
さらなる情報
HIGUCHI GROUPにおけるIT活用の動向は、今後のビジネス環境において重要な指針となる。詳細については、HIGUCHI GROUPの公式サイトを訪れるか、関連セミナーに参加して最新の情報を得てみてはいかがだろうか。
このようなIT活用改革の動きは、他の企業にとっても参考になる事例となるであろう。