新しい産業用パネルコンピューター「PSA6000シリーズ」の発売
シュナイダーエレクトリックは、エネルギー管理とオートメーション分野で大きな影響を持つ企業として、新たに産業用パネルコンピューター「PSA6000シリーズ」を発表しました。この新製品は2023年10月14日より市場に出回ります。特に、製造現場の最前線での需要に応えるべく設計されたこのコンピューターは、優れた性能と堅牢なセキュリティ機能を兼ね備えています。
高性能とリーズナブルな価格
PSA6000シリーズは、最新の技術を駆使し、驚異的な処理能力を持つプロセッサーを搭載しています。Intel® Core™ i5 1345UEおよびIntel® Atom® x7425Eプロセッサーを用いており、従来モデル(PS5000シリーズ)と比較して最大500%のCPU性能向上が実現されました。また、Windows® 11 IoT Enterprise 2024 LTSCに対応しているため、長期にわたって安定した運用が可能です。
加えて、高性能ながらもリーズナブルな価格が実現されています。これにより、幅広いユーザーがこの新しい技術を手に入れることができるようになります。
コンパクトな設計に特化
PSA6000シリーズは、その薄型でコンパクトな設計が特長です。全モデルの奥行きは58.8mmで、これは放熱のためのヒートシンク設計にスペースを有効活用できる設計となっています。軽量化によりVESA取り付けが可能になり、設置の柔軟性が増しています。
さらに、耐環境性能も優秀で、0~50℃の温度に対応し、IP66準拠のため、過酷な製造環境でも安定したパフォーマンスを提供します。高い衛生レベルが求められる業界(医薬品、食品製造など)にも対応している点からも、幅広い用途に適応しています。
セキュリティとサステナビリティ
サイバーセキュリティもこのパネルコンピューターの大きな強みです。IEC62443準拠のセキュア開発ライフサイクル(SDL)を遵守することで、セキュアブートやセキュアエレメント、セキュリティーシールなど、安全性を高めるための対策が施されています。さらに、低消費電力設計や環境に配慮した素材の使用により、持続可能な開発にも寄与しています。
シュナイダーエレクトリックの理念
シュナイダーエレクトリックは「Life Is On」という企業理念のもと、持続可能性と効率性を追求しています。168,000人以上の従業員と100万を超えるパートナーと共に、信頼できるエネルギー管理とオートメーションのスペシャリストであり続けています。今後も地域社会や顧客と緊密な関係を築くことを大切にし、一人ひとりがサステナブルな未来を実現できるよう努めてまいります。
このように、PSA6000シリーズは性能、デザイン、セキュリティ、環境への配慮を重要視した新しい選択肢を提供します。今後、多くの業界においてこの製品がどのように活用されていくのか、非常に楽しみです。