地域と共に成長を続ける印刷会社、創業50周年で新たな挑戦へ
東京都足立区で創業50周年を迎えた印刷会社『株式会社安心堂』。代表取締役の丸山有子さんが、地域との共存をテーマに、経営改革を通じて新たな挑戦を始めました。印刷業界の変化に柔軟に対応しながら、地域雇用の創出にも取り組んでいます。特に2024年に東京ビッグサイトで開催される「第99回東京インターナショナル ギフト・ショー」への出展が注目されています。
事業の方向転換、苦境からの復活
2023年、株式会社安心堂は創業以来、最も厳しい業績に直面しました。コロナ禍の影響も含め、業績の回復が途絶えた中、丸山有子氏は「このままではいけない」との強い危機感から行動を起こします。これまで避けていた大ロット生産に挑戦し、新たな顧客ニーズに応える体制を整えました。業界の過去の痛い経験から一歩踏み出すことになりました。
大ロット受注の初仕事は、特別な技術が要る商品で、丸山氏はそのプロジェクトに参加することで、様々な新しいビジネスチャンスが生まれることに気づきました。この新しい挑戦は、他の社員たちにも良い影響を与え、会社全体に活気が戻ったといいます。
50年の歩みと新たな挑戦
1974年に創立され、『株式会社安心堂』として長きに渡る歴史を持つ企業ですが、特に1994年の社名変更以降、地域に根ざした様々な印刷事業への進出を果たしてきました。また、丸山氏が社長に就任してからも、独自の新事業を推進し、製造業の意義を見出す活動を続けています。
2021年から始まった「安心堂こどもCOMPANY」プロジェクトでは、地域の子供たちと共に企画から製造、販売までを行い、彼らに働くことの価値を教えるワークショップを開催しています。売上の一部は、参加した子供たちの支援に充当され、地域社会への貢献が深まるきっかけとなりました。
地域との連携と雇用創出
「安心堂」の取組みは、地域の製造業だけでなく、生活保護受給者の就労支援や子育て中の人への内職支援へと広がっています。地域に根ざした雇用創出に積極的に携わり、地域の特性を生かした企業活動を展開しているのです。また、再生可能な人材を地域で育てることが、今後の企業成長に繋がると考えています。
このように、『株式会社安心堂』は業績が堅調に回復しつつある2024年、東京ビッグサイトでのギフトショー出展を通じて、さらなる成長を目指します。地域との強固な連携を持ちながら、未来へと着実に歩みを進める姿勢が印象的です。
この新たな章を迎える『株式会社安心堂』を、ぜひみなさんも応援してください。彼らの活動を通じて、地域に新しい価値が生まれることが期待されます。
関連情報
出展情報:2025年2月12日(水)〜2月14日(金)東京ビッグサイト「第99回東京インターナショナル ギフト・ショー」ブースにて