ジャスティン・エナンが東京で開催されるテニス大会の公式アンバサダーに就任
フランス・テニス連盟(FFT)は、著名なテニスプレイヤーのジャスティン・エナン氏が、10月に東京で行われる「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」の公式アンバサダーに選ばれたことを発表しました。この大会は、日本で開催されるのは2回目で、2025年10月13日(月・スポーツの日)から19日(日)の間、第一生命相娯園テニスコート(東京都世田谷区)で行われます。
エナン氏は、テニス界のレジェンドとも言える選手で、グランドスラムで7回、うち全仏オープンで4回の優勝を果たした実績を持ちます。彼女の正確なプレースタイルと力強い片手バックハンドは、多くのファンを魅了し続けています。
大会では、アジアを代表する16歳以下の有望選手32名が集まり、フランス・パリで行われる「ローランギャロス(全仏オープン)」と同様のレッドクレーコートで熱戦を繰り広げます。エナン氏はアンバサダーとして、ワークショップの指導や選手へのメンタリング、コーチングセッションを実施する予定です。また、14日(火)には「プルマン東京田町」での開会式にも参加します。
日本大会の男女優勝者には、パリ開催の本戦出場前に「ジャスティン・エナン・アカデミー」での事前トレーニングへの招待状が送られ、エナン氏による特別コーチングセッションも用意されています。
エナン氏は、今回の就任について「ローランギャロスは私のキャリアにおいて大切な大会であり、アジアの素晴らしいジュニア選手たちとその経験を共有できることを嬉しく思います。テニスの多様性を育むFFTの取り組みを全面的に支持し、次世代を支援する素晴らしい機会を楽しみにしています」と語っています。
さらに、エナン氏のアンバサダー就任を記念して、新しい大会公式ポスターが発表されました。デザインは、テニス漫画『BREAK BACK』(秋田書店「月刊少年チャンピオン」連載)の作者・KASA氏が手がけており、ダイナミックな表現とテニスの躍動感を融合した作品になっています。
KASA氏は「エナン氏の魅力ある片手バックハンドを描き、日本の富士山とエッフェル塔を背景に、日本の大会とローランギャロス本戦をつなぐ橋渡しを表現しました。出場選手が持ち味を発揮し、大会が盛り上がることを願っています」とコメントしています。
また、ルノーのマーケティングディレクターであるステファン・バルバ氏も、エナン氏の就任を歓迎し、「彼女は若手選手にとっての真のアイコンであり、この大会を通じてアジアの次世代の才能をサポートする使命を持っています」と述べました。
更には、日本テニス界の要として知られる松岡修造氏も大会に参加予定です。松岡氏は、開会式やエキシビションマッチに出席し、ジュニア選手たちへの期待を寄せています。「この大会では全仏オープンの雰囲気を体感でき、選手たちの成長に大きな影響を与えることでしょう」と松岡氏は語ります。
「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」は、アジアのトップジュニア選手に世界クラスの挑戦を提供し、男女各部門の優勝者には2026年パリで行われる大会への出場権が与えられる絶好の機会です。テニスファンやジュニア選手たちにとって、見逃せないイベントとなることでしょう。大会の詳細は公式ページでご確認ください。