和田山を盛り上げる女性リーダー中尾香那さんの挑戦と業績

和歌山を元気にする女性、中尾香那さんの取り組み

和歌山県和歌山市にあるポーラふじと台駅前店のグランドオーナー、中尾香那さんが令和6年度の「女性活躍推進賞」の個人部門を受賞しました。彼女の受賞は、この賞で、実に6年ぶりのことです。2025年2月18日には、和歌山県庁にて表彰式が行われ、岸本周平県知事から贈られました。

受賞の喜びと背景

中尾さんは和歌山県において、965もの企業や団体が参加する女性活躍企業同盟の活動にも深く関与し、社会における女性の役割はますます重要視されています。中尾さんは、「人が集まり憧れられる和歌山県を取り戻したい」という強い想いを持ち、地域貢献を目指して多数の取り組みを実施しています。

具体的な取り組みと成果

1. 「ポーラマルシェ」の開催

中尾さんは2022年10月より、「和歌山をつながりで溢れ、人が集まってくれる憧れの県へ」というテーマのもと、女性や地域の可能性を広げるイベント「ポーラマルシェ」を年に2～3回開催しています。
このイベントには、地域の飲食店やハンドメイドショップ、子ども向けワークショップなど、さまざまな事業者が協力し、多種多様なブースが並びます。過去の開催では、約750名のお客さまが来場し、地域の人々と地元事業者との絆を強めてきました。

参加した事業者の数は30～40ブースにも及び、今では出展募集が行われるとすぐに枠が埋まるまでになりました。老若男女が楽しめるイベントとして地域に根付いており、経済活性化や地域復興に寄与しています。

2. 次世代リーダーの育成

中尾さんは、ポーラでの経験を生かして、店舗で働くスタッフをマネージャーやオーナーへと育てる支援も行っています。個別面談を通じて一人ひとりの成長を後押しする、メンター制度を導入。これにより、オーナーを目指すスタッフが増えてきています。具体的には、2021年には11名、2022年には13名、2023年には18名が新たにオーナーを志望するようになったのです。
今では、中尾さんの元で働いていたスタッフたちが、独立して新たに店舗を開き、次世代のマネージャーやオーナー候補を育成するという、好循環が生まれています。