JGAP認知度向上を目指すイベント開催
2025年8月30日、大阪府堺市に位置するスーパーマーケット『サンプラザ 三国ヶ丘東店』で、一般財団法人日本GAP協会が主催するJGAP(ジェイギャップ)に関する店頭イベントが行われました。このイベントは、安全で安心、かつ持続可能な農業の取り組みとしてのJGAP認証を分かりやすく学ぶことを目的としています。
当日は、多くの来店客が来場し、JGAP認証商品の展示ブースに足を運びました。イベントの一環として、来場者にはアンケートへの協力をお願いし、参加者200組にはJGAP認証農場の生乳を使用したホリ乳業の「河北潟A2牧場牛乳500ml」がプレゼントされました。また、JGAP認証農場で育てられたフリーデンの「やまと豚」による冷しゃぶやウィンナーの試食も行われ、来店客はその味わいと安全性を実際に体験しました。
スーパーマーケット『サンプラザ』では、各店舗において日常的にJGAP認証商品を取り扱っており、POPを通じてJGAPの内容を顧客に案内し、より多くの人々にこの認証がどのようなものであるかを知ってもらう工夫を行っています。イベントのアンケート結果によると、参加者205名のうち13%にあたる27名が「JGAPを知っていた」と回答。認知度はまだ限られていますが、一部の消費者には既にJGAPの認知が広がっていることが分かりました。
参加者からは「普段買っている商品がJGAP商品だと初めて知った。これからは意識して購入したい」という声や、「POPの意味を理解できた」という意見が寄せられ、今後のJGAPに関する情報発信や店頭での訴求が重要であることを再確認する良い機会となりました。このように、JGAP協会は今後も消費者に向け、JGAPの意義やメリットを広めるための取り組みを続けていくことを表明しています。
GAPとは?
GAP(グッド・アグリカルチャー・プラクティス)は、生産者が農産物を生産する際に守るべき取り組みの基準を示すもので、「良い農業の実践」と訳されます。日本GAP協会が実施するJGAPとASIAGAPは、食品の安全確保、環境保護、労働の安全、良好な農場管理、人権の尊重、そして家畜衛生に関連する取り組みをもとにした認証制度を展開し、持続可能な農業の実現を目指します。
日本の農林水産省でもGAPの促進が重要な政策として位置づけられており、JGAPは多くの食品企業から支持を受けています。さらに、2025年の大阪・関西万博や2027年の国際園芸博覧会での調達コードにも採用される予定です。
株式会社サンプラザの取り組み
『サンプラザ』は、南大阪と奈良地域に店舗を展開するスーパーマーケットで、地域とのつながりを大切にしながら新鮮で安全な食材を提供しています。持続可能な社会の実現に向けて、SDGsに積極的に取り組み、JGAP認証の取得を進めているほか、「みえるらべる」や大阪版カーボンフットプリントなど、環境負荷を軽減するための取り組みも行っています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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日本GAP協会について
一般財団法人日本GAP協会は、JGAPとASIAGAPという二つの認証制度の開発と推進活動を行う団体です。その目的は、安全で持続可能な農業を実現することで社会に貢献することです。
- 名称:一般財団法人 日本GAP協会
- 事務所:東京都千代田区紀尾井町3-29 日本農業研究所ビル 4階
- 設立:2015年1月
- 活動内容:JGAP/ASIAGAPの管理・運営や普及活動
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公式サイト
JGAP認知度向上を目指すイベントは、農業の未来を変える一歩となることでしょう。これからも、安全で安心な農業を皆さんで支えていきましょう。