太陽ホールディングス、DX認定事業者に選定され新たな挑戦へ

太陽ホールディングス、DX認定事業者に選定

太陽ホールディングス株式会社（本社：東京都豊島区、代表取締役社長：齋藤斉）は、経済産業省が定める「DX認定制度」において、2025年12月1日付で「DX認定事業者」に選定されたことを発表しました。この認定は、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を促進するためのもので、国が企業の取り組みを認証する重要な制度です。

DX認定制度の概要

「DX認定制度」とは、情報処理の促進に関する法律に基づき、企業のデジタル技術活用戦略を評価するもので、これを国が審査します。独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が、定められた審査基準に基づいて企業の対応状況をチェックし、基準を満たした企業のみが認定を受けることができます。このたび太陽ホールディングスがこの認定を受けたことは、同社のDX推進の具体的な成果を示すものです。

長期経営構想とDX戦略

太陽ホールディングスは、「Beyond Imagination 2030」と題した長期経営構想の中で、デジタルトランスフォーメーションを経営の基盤に掲げています。この中で同社は、次のようなビジョンを示しています。「“我がグループの『あらゆる技術』を高め、革新的な製品で夢ある社会を実現する。”」旅行やエンタメ、さらには医療・教育に至るまで、その活動は多岐にわたります。これらのビジョンを達成するために、DXへの積極的な取り組みを推進することが不可欠です。

さらに、太陽ホールディングスはDXの具体的な目標を設定し、安全で信頼性の高い先端テクノロジーソリューションを提供することで、企業の価値を向上させることを目指しています。特に、「攻めのDX」と「守りのDX」、「DX基盤の強化」といった3つの視点から軸を設け、7つの重点領域での推進が計画されています。

新たなビジネスモデルへの挑戦

今後の取り組みとして、太陽ホールディングスは既存ビジネスの深化と新規ビジネスモデルの創出、この二つの観点からDXを推進していきます。特に、新規ビジネスモデルの創出に対する挑戦を強化していくことが重視されています。急速に変化するデジタル技術に応じて、AIを活用した業務効率化や商品・サービスの開発に注力しており、これにより競争力の強化を図っています。

AIナレッジマネジメントシステムの開発

その一環として、太陽ホールディングスは製薬業界向けのAIナレッジマネジメントシステム「STiV（スティーブ）」の開発に取り組んでいます。このシステムは、主に製薬業界に特化したもので、業務の効率化を図るための新たなビジネスモデルとして機能します。既存のエレクトロニクス事業とは異なり、全く新しい試みとして期待されています。今後は他業界への展開も視野に入れ、新たな市場を切り開くことを目指しています。

グローバル競争力の強化へ

太陽ホールディングスは、DXの推進によって急激な事業環境の変化に適応し、グローバルな競争力をさらに強化します。研究開発、営業、マーケティング、新事業開発などのあらゆる業務や仕組みを見直し、革新を進めることで、新しい価値を顧客に提供することをお約束します。今後の展開から目が離せません。

会社概要

太陽ホールディングスは、プリント基板の保護に用いられるソルダーレジストの世界シェアNo.1を誇る企業です。設立以来、エレクトロニクス製品用化学品や医療用医薬品の製造・販売など、多岐にわたる事業を展開してきました。常に技術の進化に挑戦し続ける姿勢が、多くの顧客から支持されています。この新たな認定を機に、さらなる飛躍が期待されます。