2025年開催、世界バラ会議と記念植樹のご紹介
2025年に福山市で開催される「世界バラ会議」を記念したイベントとして、駐日イタリア大使館公邸で記念植樹が行われます。この植樹は、2025年5月に行われる「Rose Expo FUKUYAMA 2025」に先駆けて執り行われ、福山市から贈呈された3品種のばらがその一環として植えられます。
記念植樹の詳細
記念植樹は2025年4月8日(火)16時30分から約1時間にわたって行われ、都会の喧騒を忘れさせるイタリア大使館公邸の日本庭園で執り行われます。このイベントには、イタリアの駐日大使ジャンルイジ・ベネデッティ氏や福山市の市長、枝広直幹氏が出席予定です。
贈呈するばらの品種
福山市から贈呈されるばらは、いずれも福山市内で発見された「ミステリーローズ」と呼ばれる由来不明の品種です。江戸時代から存在していたこのばらは、以下の3種類です。
- - 福山茶山薔薇(廉塾ばら): 管茶山旧邸で発見された品種
- - 福山太白(ふくやまたいはく): 駅家町の民家で発見された品種
- - 福山雅(ふくやまみやび): 三吉町の道路脇で発見された品種
これらのばらは、それぞれ2株ずつ、計6株が贈呈されます。福山が誇る美しいばらの魅力を、多くの来場者に伝える役目として華を添えます。
福山市の魅力
福山市は、広島県の東南部に位置する約46万人の人口を持つ拠点都市です。温暖な気候と美しい自然に恵まれ、特に「ばらのまち」として知られています。ここでは、毎年100万本のばらが咲き誇り、訪れる人々を魅了しています。
2025年には「世界バラ会議福山大会」が開催されるほか、福山市内には潮待ちの港「鞆の浦」や、築城400年を迎えた歴史ある「福山城」、国宝を有する「明王院」などがあり、観光スポットも豊富です。さらに、福山では鉄鋼業や繊維産業が盛んで、質の高いデニム生地が世界中で評価されています。
世界バラ会議の概要
「世界バラ会議」は、ばらを愛する約700名の参加者が集まる国際的なイベントです。この会議は3年ごとに開催され、世界中の生産者や研究者が参加し、知識の交流や新しい品種の発見、研究成果を発表し合います。次回の開催地が福山市に決定したことで、多くの人々がばらの美しさを再認識する機会となるでしょう。
Rose Expo FUKUYAMA 2025
さらに、「世界バラ会議福山大会」に合わせて開催される「Rose Expo FUKUYAMA 2025」では、著名人によるトークイベントや新しいデザインのエントランスガーデン、人気品種のばらの展示販売など、多彩なプログラムが予定されています。この機会に、多くの人々が集まり、ばらの魅力を体感できるイベントとなります。
まとめ
2025年の福山での世界バラ会議と記念植樹は、地域の歴史や文化を生かした素晴らしいイベントとなるでしょう。福山市が誇る美しいばらと共に、観光や交流の場としても注目されています。そこで、多くの人に足を運んでいただき、この素敵なイベントを楽しんでいただければと思います。