くまモンと五高の縁
2025-11-25 14:07:19

くまモンが旧制五高の学生服を寄贈!漱石との深い絆

くまモンが旧制五高の学生服を寄贈!漱石との深い絆



日本の宝とも言える熊本県のPRキャラクター、くまモンが新宿区立漱石山房記念館で旧制第五高等学校(五高)の学生服を寄贈したのは、2023年11月21日のこと。これにより、くまモンは夏目漱石の小説『三四郎』の主人公が通った学校と深い関わりを持つことになる。

寄贈の背景とは?



この制服の寄贈は、1896年に夏目漱石が五高の英語教師として熊本に住み始めてから、来年2026年で130年を迎えるにあたり行われた。寄贈された制服は、朝日新聞社が2014年に実施した『三四郎』の再連載を記念して製作されたものであり、その際に生まれた特別なデザインが込められている。

朝日新聞社は、夏目漱石という偉人とのつながりを意識し、この寄贈を決断。過去の文化遺産の再評価や地元のPRにもつながる重要な取り組みだといえる。くまモンが五高の制服を身にまとい、寄贈式典に登場した瞬間は、会場にいた人々の心を掴んだ。

夏目漱石と五高の深い関係



夏目漱石は1907年に東京朝日新聞に入社し、9年間在籍。その間に『虞美人草』や『それから』『門』『こゝろ』などの代表作を執筆した。特に『三四郎』は1908年に連載され、106年を経て再連載されるなど、その存在は現在でも大きい。

旧制五高は夏目漱石が教鞭を執り、また『三四郎』の舞台にもなった学校である。これにより、五高は単なる教育機関ではなく、文学の中でも重要な地位を占めているのだ。くまモンが制服を着ることで、文学と地域の架け橋となることを期待したい。

くまモンと五高の制服



寄贈された五高の制服は、熊本県のPRのために特別にデザインされたものであり、地域のアイデンティティを形作る一部となる。くまモンがこの制服を身にまとっている姿は、まさに熊本のシンボルとも言える。

寄贈式典の中では、くまモンとともに朝日新聞社の貞國聖子ブランド企画部長が登壇。二人は一緒にこの歴史的な瞬間を祝い、くまモンのキャラクターが持つ魅力を通じて、地域に根ざした文化の再生を目指す意義を強調した。

熊本県の文化を未来に



今回の寄贈をきっかけに、熊本県の文化や教育、そして食文化の魅力をもっと広めていく取り組みが進むことを期待したい。くまモンはその活動に欠かせない存在であり、地域の特産品などとのコラボレーションも益々進むことであろう。

文化遺産や教育的な背景を持つこの寄贈は、今後の熊本のPR活動においても大きな役割を果たすことが期待されている。

このように、くまモンと旧制五高の制服の関係は、熊本の歴史や文化を伝える貴重な取り組みであり、さらなる発展に期待したい。


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