メットライフ生命がアセットオーナー・プリンシプルの受け入れを表明

メットライフ生命が賛同するアセットオーナー・プリンシプル

メットライフ生命保険株式会社は、令和4年8月に政府が策定した「アセットオーナー・プリンシプル」を受け入れ、この取り組みに賛同する意向を示しました。この原則は、資産運用立国の実現を目指し、受益者の最善な利益を考慮した資産運用のためのガイドラインとして位置づけられています。

アセットオーナー・プリンシプルは、資産運用責任（フィデューシャリー・デューティー）を遵守し、受益者の利益が最優先であることを明文化したものです。メットライフ生命は、この理念に沿った運用体制を構築しています。

メットライフ生命は、受益者への保険金等を安定して支払うことを最大の運用目的としています。具体的には、経済や金融環境を踏まえた適切な運用方針を定め、リスクを分散させた安定した収益が期待できる資産へ分散投資しています。この取り組みを通じて、顧客に安心と信頼を提供することを目指しています。

資産運用においては、専門的知識を持つ人材の確保や育成が欠かせません。メットライフ生命では、資産運用に専任の責任者を設置し、社内規程に従いその権限を明確にしています。また、資産運用担当者のパフォーマンス評価や専門性を向上させるための教育プログラムも実施しています。

投資先の分散やリスク管理は、アセットオーナーの重要な責任であり、メットライフ生命でもしっかりとした体制が整えられています。専門のリスク管理チームが、リスク管理方針に基づいて運用委託先の選定や運用状況のモニタリングを行っており、利益相反を避けるための透明性を確保しています。

アセットオーナーとして、メットライフ生命はステークホルダーとのコミュニケーションを重視しています。運用状況についての情報提供やディスクロージャーを通じて、透明性を持った運営を行い、信頼関係を大切にしています。

さらに、受益者のために持続的な成長を支援するため、メットライフ生命は日本版スチュワードシップ・コードを受け入れています。このコードに基づき、投資先企業の成長を促進するための活動を積極的に進めています。

メットライフ生命は、アセットオーナー・プリンシプルを受け入れることで、顧客の最善の利益を追求し、より透明性の高い資産運用を実現していく方針を示しました。これにより、長期的な信頼構築と持続可能な成長を目指します。