横浜市立二俣川小学校での思い出づくりプロジェクト
横浜市立二俣川小学校で実施された「校舎の思い出プロジェクト」は、地域の子どもたちの未来に向けた貴重な体験を提供しました。このプロジェクトは、キヤノンマーケティングジャパングループとぺんてるが協力し、取り壊されることが決まった校舎の最後の思い出づくりを支援するものです。
二俣川小学校は、1967年に建設された旧校舎を使用しており、老朽化が進み、新しい校舎への移転が進行中です。しかし、その背景には、これまで通ってきた校舎での思い出を大切にしたいという教師たちの熱い思いがありました。「校舎の思い出プロジェクト」は、その願いを実現するための運営です。
このプロジェクトでは、児童たちが校舎全体をキャンバスとして絵を描く活動と、それによる思い出を写真に収めるために「思い出写真係」として撮影を行う取り組みが行われました。ぺんてるは画材を提供し、キヤノンMJグループはデジタルカメラや大判ポスターの制作を支援します。この協力により、子どもたちは創造力を活かして自由に表現することができる場を得たのです。
参加した児童たちの中には、壁に絵を描いていいのか一瞬戸惑ったものの、実際にやってみるとその楽しさに目を輝かせた様子が伺えました。「絵を描くのが楽しかった」「校舎とのお別れが寂しくなった」といった感想もあり、彼らにとって貴重な体験となったことでしょう。また教師たちからも、「初めての経験が感謝の思いに変わり、素晴らしい作品ができてよかった」との声が寄せられました。
「校舎の思い出プロジェクト」は、ただの絵を描くことに留まらず、児童や教師、地域の人たちとの絆も感じさせるものでした。校舎との最後の思い出をつくり、取り壊される校舎との思い出をいつまでも残すことが目的です。このプロジェクトが契機となり、今後も地域とのつながりが深まっていくことが期待されます。
さらに、キヤノンMJグループは今後も社会貢献活動を続け、「校舎の思い出プロジェクト」を通じて未来の価値を創造していく方針です。社会の一員としての責任を果たし、地域に貢献する姿勢を今後も示し続けるでしょう。
プロジェクトの背景
この「校舎の思い出プロジェクト」は、全国で2014年から始まり、これまでに69校が参加しています。全国的な少子化や耐震対策の必要性から、多くの校舎が取り壊され、児童たちが通った大切な場所を共有できない現実が生じています。そこで、キヤノンMJグループとぺんてるは、このプロジェクトを通じて、子どもたちの心の中に校舎の思い出を刻む活動を行っているのです。
未来への取り組み
様々な取り組みをこれまで行ってきたキヤノンMJグループは、「想いと技術をつなぎ、想像を超える未来を切り拓く」を企業のパーパスとして、地域に根ざした活動を展開しています。少しでも社会に貢献するために、今後も持続可能な価値を生む活動を続けることでしょう。これからも「校舎の思い出プロジェクト」を通じて、多くの心に残る思い出が生まれることを願っています。