営業改善セミナーの概要
2026年7月31日、オンラインで開催された新規開拓セミナーには約80名の参加者が集まりました。このセミナーでは、新規開拓がうまくいかない理由と、その改善方法について深く掘り下げて議論されました。特に、営業活動におけるターゲット設定やリスト作成、アプローチ方法といった各プロセスの重要性が伝えられました。
新規開拓の普遍的課題
新規開拓は多くの企業にとって大きな課題です。セミナーでは、次の5つの工程、すなわち「ターゲットの決定」「リストの作成」「アプローチ」「アポイントの獲得」「商談・受注」に注目し、どの部分に問題があるかを分析しました。
1.
ターゲットの決定
2.
リスト作成
3.
アプローチ
4.
アポイント取得
5.
商談・受注
こうしたプロセスにおいて、途中でボトルネックが存在する場合、望ましい成果は得られません。
例えば、リストが少なければ成果が出ないですし、リストの質は良くてもアプローチが悪ければアポイントにはつながりません。さらに、アポイントを取れても受注できないケースにおいては、営業活動自体に問題が生じます。そのため、重要なのは「どのプロセスに課題があるのか」を明確に把握することです。
ボトルネックの詳細分析
新規開拓を行ううえでの工程をより詳細に分析する必要があります。電話営業における具体的なKPIsとして以下が挙げられます。
- - 受付突破率
- - 担当者接触率
- - アポイント打診率
- - 打診後の承諾率
これらを用いて、例えば「担当者が不在で接触率が低い」といった問題点を浮き彫りにすることが求められます。分析と改善を繰り返さなければ、営業活動は単なる「博打」に成りかねません。
再現性を持たせるためにも、精緻な検証や改善が不可欠です。
PDCAサイクルの活用
新規開拓で成功を収めている企業は、PDCA(Plan・Do・Check・Action)サイクルを実行しています。このサイクルを回すことで、常に振り返りと改善を行い、次回の営業活動に活かすことが可能です。
特に重要なのは、改善内容をきちんと記録し、フィードバックを得ることで、次の営業での再現性を高めることです。
目標設定の重要性
多くの企業が新規営業の目標設定を誤る傾向があります。その背景には、過去の成功体験を基準にしてしまうことがあるためです。例えば、紹介営業で受注率が50%の企業が新規営業で30%を設定することが典型的な間違いです。新規営業では、顧客心理や市場の状況が異なるため、同じ基準で目標設定を行うべきではありません。
新規営業の受注率
新規営業における受注率は商材や業界によって異なるものの、一般的には10%から30%程度が相場です。10件の商談に対して、1件から3件の受注が期待できる範囲とされています。この部分を正しく理解し、目標を設定することが重要です。
テストセールスの必要性
適切な目標設定を行うためには、まずは小規模なテストセールスを行うことが有効です。実際に営業を行うことで、顧客の反応や興味を引くポイント、断られる理由などのリアルなデータを収集可能です。自社で営業活動を経験することが、営業代行を利用する際にも役立ちます。
営業の信頼構築
新規営業は単なる商品の販売活動ではなく、顧客との信頼関係を築くことが重要です。顧客は商談において自分の時間や資金を投じるわけですから、営業側はその期待に応えるために信頼値を向上させる戦略を持つべきです。
成果だけの追求では不十分
営業活動では、単に受注件数を追求するのではなく、なぜその数字が出たのかという原因を分析することが必須です。商談の過程や顧客との関係性、アプローチ方法などを振り返り、改善を重ねることこそが成果につながります。
新規開拓を成功させるためには、各プロセスがしっかりと機能している必要があります。ターゲットやリスト、アプローチ方式を明確にし、KPIを設定しながらPDCAを回すことで、営業活動を感覚的なものから、再現可能なものへと進化させることが可能です。
まとめ
新規営業は、挑戦を続けることで信頼を形成し、顧客と良好な関係を築く活動でもあります。顧客との対話を大切にし、その情報を活かして営業の質を向上させることで、継続的な成果を生み出す体制を整えることが求められます。
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