相模鉄道が移動制約者の安心を守る新サービスを導入
相模鉄道は、日立製作所と連携し、移動制約者向けの支援業務を効率化する新たなサービスを導入しました。このサービスの運用は2025年5月1日から開始され、駅係員が車いすや白杖利用者などをサポートする際のプロセスをスマートデバイス上で完結できるようになります。
サービスの特徴
新しいサービスでは、ホームドアに設置されたICタグを利用し、乗降サポートの際に起こりやすいヒューマンエラーを排除します。具体的には、駅係員がスマートデバイスを使って、乗車位置や降車位置を自動で入力できる機能が追加されることで、従来多かった手入力によるミスを防止します。この機能により、利用者にとってより安全・安心な公共交通機関の移動が可能となります。
進化する移動環境
相模鉄道は、2026年上期までに全ての駅にホームドアを設置する計画も進行中です。このプロジェクトの一環として、日立の新サービスの導入が決まりました。これにより、駅係員が乗降ドア位置の入力や降車駅での待機位置の確認を容易に行えるようになり、利用者にとって安心できる環境が整います。
業務効率化と心理的負担の軽減
日立のサービスは、これまで電話や口頭で行っていた業務をデジタル化し、駅係員の業務負荷を軽減します。これに加え、計画ダイヤや案内登録、アラーム設定などの機能もあるため、効率的な業務運営が可能になり、駅係員の心理的な負担も軽減されます。
今後について
相模鉄道はお客様からのフィードバックを収集し、日立と協力してさらなる利便性向上を目指していきます。駅係員の声や利用者の意見をシステムに反映させ、より良い移動環境の実現を図ります。
相模鉄道の概要
相模鉄道は、横浜を起点にし、海老名までの相鉄本線や、二俣川から湘南台までのいずみ野線などを運営しています。また、最近では羽沢横浜国大駅からJR東日本との直通運転を開始し、利便性が向上しています。
日立製作所の役割
日立製作所はITや制御技術を駆使し、社会イノベーション事業を展開しています。鉄道事業者に向けた移動制約者の支援サービスなど、交通分野での取り組みを進めています。
お問い合わせ先
相模鉄道に関するお問い合わせは、相鉄お客様センターにて承っています。平日、土日祝の営業時間も記載されているので、ぜひご活用ください。日立に関してのお問い合わせもそれぞれのウェブサイトから可能です。