ソフトバンク新WEB動画が描くスマホとの付き合い方
2025年9月9日、ソフトバンク株式会社は新たなWEB動画『君に伝えたいことがある』篇を公開しました。本作は、我々の日常生活の中で目にする「レジでイヤホンを外さない問題」をテーマにした内容で、見る者にスマートフォンとの関係性について考えさせるように仕上がっています。公開日が「9月9日」に設定されたのは、イヤホンを装着した耳の形にちなんだ遊び心によるものです。
ソフトバンクは「情報革命で人々を幸せに」という理念のもと、情報技術を活用し、社会に貢献することを目指しています。スマホは私たちの生活を便利にする一方で、時には目の前の人とのコミュニケーションに影響を及ぼすこともあります。本動画は、スマートフォンとの良好な付き合い方を考えるきっかけとなることを狙いとして製作されました。
出演するのはお笑いコンビ「ラランド」のサーヤさんとニシダさん。物語はコンビニのレジを舞台に、日常的に経験する小さなすれ違いを描いています。特に、ソフトバンクが2025年8月に行った調査によれば、レジ業務経験者の74.6%がイヤホンを着けたお客様への対応にストレスを感じると回答しています。この調査結果は、イヤホンを外すことがマナーだと考える人が53.3%であるのに対し、イヤホンを外さなくても大丈夫だと考える人は46.7%と、明確な意見の違いが見られました。
WEB動画のストーリー
物語はコンビニのレジから始まります。サーヤさん扮する店員が「袋いりますか?」と尋ねますが、イヤホンをつけたお客さんからは無反応。その瞬間、謎の老人が現れ、彼女の心に問いかけます。「力を求めるか?」という問いに、サーヤさんは師匠としての老人から様々な修行を受けることになります。
その後、サーヤさんは公園や自宅で「強く念じ、心を飛ばす」という修行を積んでいきます。次第に彼女は能力を感じ始め、伝えたい思いを打ち明けると、師匠は静かに姿を消します。
物語は再び夜のコンビニに戻ります。スマホに夢中のお客さん(ニシダさん)を前に、サーヤさんは愛情を込めてハートポーズを取り、連絡を試みます。しかし、イヤホンを外したニシダさんから出た言葉は、「ごめんなさい、俺、彼女いるんで」。サーヤさんの努力は無駄に終わり、彼女は怒りに震えます。
最後には、イヤホンを着けたお客さんへのストレスを感じている実際の店員の声がSNSに投稿され、「レジでは、ちゃんと話そうぜ。」というメッセージが映し出されます。
アンケート調査の結果
この動画の背景には、2025年8月にコンビニやカフェ、ファストフード店でのレジ業務を経験した1,000人に実施されたアンケート調査があります。この調査では、「若い世代ほどイヤホンをしたままの客に遭遇する」との結果が出ており、特に10代では47.4%、20代では41.0%がその経験があると答えています。
また、実際にレジで対応したスタッフの約74.6%がイヤホンをしている客にストレスを感じており、その内容は「問いかけに反応がなく、逆に不満を言われる」といった心の声からも明らかにされています。こうした結果からも、リアルなコミュニケーションがいかに重要かを再認識させられます。
結論
スマートフォンを通じて、音楽や動画を楽しむという時間も大切ですが、レジでの会話もまた生活の中で重要なコミュニケーションです。イヤホンを外すことだけが問題なのではなく、ほんの数秒でも目の前の人に意識を向けることで、お互いに気持ちよくやりとりできる環境が生まれます。ソフトバンクの新WEB動画は、そうした心のこもったコミュニケーションの大切さを伝えるメッセージとして、私たちに考えさせる内容になっています。
この新しいWEB動画は、ソフトバンクの公式YouTubeチャンネルで観ることができます。ぜひ、チェックしてみてください。