Citcoが日本市場に本格参入、島村健が代表に就任
Citcoが日本市場に本格参入、島村健が代表に就任
オルタナティブ投資におけるアセット管理のリーディングカンパニー、Citcoグループが日本市場への進出を果たしました。新たに設立されたCitco Japan Co株式会社において、顧客サービス部門の責任者に島村健氏が任命されたことにより、同社の成長戦略が強化されることとなります。
この人事は、Citcoがアジア太平洋地域における存在感をより一層高めるための重要なステップです。日本に新しい拠点を開設することで、既存の顧客だけでなく新規顧客にも、グローバルなサービスを提供する体制を整えていきます。
島村氏は金融業界において30年以上の経験を持ち、その豊富な知見をもとに新しい職務を担うこととなります。彼のキャリアは多岐にわたり、入社前にサヴィルズ・インベストメント・マネジメント・アジア・リミテッドでファンドファイナンス部門の長を務めていました。また、キャピタランドやCBREグローバルインベスターズ、INGなどの重要なポジションでも活躍してきました。
Citcoの社長であるロアルド・スミーツ氏は、島村氏の任命を高く評価しています。「彼には日本市場への深い理解と豊かな経験があり、事業の拡大に非常に役立つでしょう。」と述べ、今後の展望に期待を寄せています。
Citco Japan Coの設立は、日本政府が掲げる資産運用立国の目標とも一致しています。Citcoはワールドクラスのテクノロジーやグローバルなオフィスネットワークを駆使し、日本の顧客に対して包括的なサービスを提供することを目指しています。
島村氏は新たな責任を託されるにあたり、「アジア太平洋地域のオルタナティブ投資セクターが変革期を迎えている中で、Citcoの成長に貢献できることを嬉しく思います。この重要な時期に、最前線で競争力を高め、国内外の顧客との関係を深めていきたいと考えています。」と語りました。
Citco Japan Coは、東京都千代田区に位置するグラントウキョウ・サウスタワーにオフィスを構え、主にファンド会計やオペレーション、特別目的会社(SPV)の管理サービスを提供します。また、業務の効率化を図るためにオートメーション技術を活用し、顧客ビジネスの成長を支援します。
現在、Citcoは2兆ドルを超える管理資産残高を持ち、世界中のオルタナティブ投資に対して革新的なソリューションを提供し続けています。これからも業界を牽引する存在であり続けることを目指しています。
Citcoグループについて
Citcoグループは、独立系企業として世界中に広がるネットワークを持ち、オルタナティブ投資業界に対するアセットサービスを提供しているリーディングプロバイダーです。36の国で事業を展開し、40年以上にわたり顧客に信頼されるパートナーとして選ばれ続けています。Citcoは顧客のニーズに応えるための独自のソリューション提供を行い、技術革新にも積極的に投資しています。その結果、資産管理会社としての地位を確立し、ファンドサービスを通じた包括的なサービス提供を行っています。これからも未来のアセットサービス業界をリードし続けることでしょう。