モーンガータとルミネが共同でコスメロス削減へ新たな挑戦を開始

モーンガータとルミネが共同で新しいコスメ回収システムを開始

株式会社モーンガータは、化粧品のロスを削減するために株式会社ルミネと新たな共同プロジェクトを立ち上げました。この取り組みは、家庭で使い切れなかった不要コスメを効率的に回収し、分別するシステムを構築することを目的としています。

これまでの取り組み

2025年7月に行われた第一弾の施策では、6店舗で約17,800個（約445kg）もの不要コスメが回収されました。この成功を受け、業務を拡大させるため、新たに回収および分別のスキームを模索し始めました。特に注目されるのは、2026年1月から開催される「ルミネ・ニュウマンエシカーニバル」での新たな試みです。このイベントでは、取り組む店舗を13店舗に増やし、より多くの消費者が参加できるようになります。

課題と解決策

モーンガータが行った独自調査では、86.3%の化粧品ユーザーがカラーコスメを使い切れず廃棄していることがわかりました。この中で、半数以上が廃棄に伴う罪悪感を抱えているという結果も示されました。そこで、この罪悪感を軽減しつつ、家庭に眠っているコスメを活用するために、モーンガータとルミネは「コスメの中身かき出しワークショップ」を開発しました。参加者は、自分が持参する不要コスメを分別する作業を楽しみながら行い、その結果、容器と中身を効率的に分けることができるように改善されています。

2025年11月には、ルミネ荻窪で初めてワークショップが実施され、多くの参加者から好評を博しました。「自分自身でコスメをかき出す体験が新鮮で楽しい」といった声が寄せられ、この取り組みがただの回収作業ではなく、参加者に新たな気づきをもたらすサービスであることを示しました。

サーキュラーエコノミーの実現

回収されたコスメは、モーンガータの特許技術「magic water」によりアップサイクルされます。この技術を活用することで、回収されたコスメは絵の具や雑貨の創作、工業用途などに再利用されるため、循環型経済を実現しています。

モーンガータはこれまでにも、化粧品のリサイクル事業を展開し、多くの企業やユーザーからの支持を得ており、今後も全国の商業施設と連携することで、さらなる回収・分別を図る計画です。家庭内の不要コスメをしっかり回収し、資源循環を促進する取り組みは、次世代の環境意識の向上にも寄与することでしょう。

未来への展望

モーンガータは、全国の商業施設と協業し、日本各地で不要コスメの回収・分別を行い、持続可能な社会を目指していくとしています。これにより、化粧品ユーザーが抱える不要なコスメの問題を解決し、多くの人々に喜ばれる取り組みを提供できることを期待しています。私たちの生活の中にも、環境への配慮を取り入れる選択肢が広がっています。