鹿児島県とANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞が新たな物流ネットワークを構築へ
最近、鹿児島県、ANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞社の4社が共同で、「航空貨物幹線及び地域配送網構築推進協議会」を設立しました。この取り組みは、国土交通省が公募した「地域連携モーダルシフト等促進事業」に採択されたもので、急速に進行する「2030年問題」に対する解決策として位置付けられています。
背景
我が国の物流業界は、トラックドライバーの高齢化や労働力不足によって大きな変革を求められています。2030年には、物流需要の約34%が輸送不能に陥るというデータもあり、特に長距離幹線輸送においては、その影響が深刻です。配送リードタイムの延長や輸送能力の低下が懸念される中、トラックに代わる新たな輸送手段の導入と地域の配送リソースを活用したラストワンマイル網の構築が急務とされています。
取り組みの概要
本協議会の主な目的は、航空貨物便の空きスペースと地域の配送リソースを効果的に活用することです。鹿児島と首都圏を結ぶ新たな航空貨物幹線を設け、新聞社やエニキャリの物流システムを活かしながら、効率的な物流網を形成していきます。
事業のポイント
1.
航空と陸送の融合: トラックの代替として、ANA Cargoの航空輸送網とエニキャリの地域密着型配送網を組み合わせ、より効率的な物流を実現。
2.
空きスペースの活用: エニキャリの配送管理システムを通じて、航空機やトラックの空きスペースを可視化し、積載効率を高める取り組みを行なう。
3.
当日配送の実現: 鹿児島県産の農産物や海産物を瞬時に首都圏へ届けることで、販路拡大を図ります。
想定される効果
この取り組みにより、配送コストが10%以上削減されることを目指しています。また、物流供給不足の解消だけでなく、新鮮な地方産品を適切に大消費地に届けることで、新たな商流を生み出すことにも貢献します。
各社の役割
- - 鹿児島県: 地元企業や生産者のニーズを調査し、地域に根ざした物流を支援。
- - ANA Cargo: 幹線輸送の提供に加え、航空機の空きスペースを活用した実証を行う。
- - エニキャリ: 配送管理システムの開発や、地域におけるラストワンマイル配送網を支える。
- - 朝日新聞社: 首都圏でのラストワンマイル配送網を展開し、新聞の配送網を有効活用。
今後の展開
4者は共同してサービスの実証やニーズの発掘、オペレーションの構築を進め、持続可能な物流インフラの実現を目指します。業界の垣根を超えた連携によって、2030年問題の解決と地域経済の発展に貢献します。
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