AI自動モザイク「BlurOn」がCES2025に出展！新たな個人情報保護の形

2025年1月7日から10日まで、アメリカのネバダ州ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー展示会「CES2025」にて、日本テレビが開発したAI自動モザイク技術「BlurOn」が出展されることが決まりました。この展示会は、最新のテクノロジーと革新的なアイデアが集まる場として毎年注目されており、今年も多くの企業や研究者が自らの技術を披露します。

AI自動モザイク「BlurOn」とは？

BlurOnは、日本テレビとNTTデータの共同開発による、映像編集における新たなソリューションです。これまで、映像の編集現場では、通行人や無関係な人物の顔にモザイクをかける作業が必須でしたが、これは手間がかかり、編集者にとっては負担となる作業でもありました。特に、長時間にわたる単調な作業はモチベーションの低下を招き、業務効率にも影響を与える問題がありました。

BlurOnは、画像認識AI技術を駆使してこの課題を解決します。この技術により、モザイク処理が自動化されるため、編集者はよりクリエイティブな作業に集中できるようになるのです。さらに、BlurOnは映像・放送業界だけでなく、ドライブレコーダーや監視カメラの管理といった他の領域でも活用されています。個人情報保護の観点から、映像の匿名化処理が求められる現代において、この技術の需要は年々高まっています。

CES2025におけるBlurOnの見どころ

CES2025では、BlurOnの実際の使用例として、リアルタイムでのモザイク処理デモが展示される予定です。来場者は最新のAI技術がどのように映像編集を変革するのかを体感できる貴重な機会となるでしょう。日本テレビは、この技術を通じて個人情報保護の重要性を広く伝えるとともに、社会に対する貢献を目指しています。

多くの受賞歴を誇るBlurOn

BlurOnは、その技術的な進展と社会的な影響力から、いくつかの賞を受賞しています。2023年度には（一社）日本民間放送連盟賞の技術部門で優秀賞を受賞し、さらには放送文化基金の放送技術部門でも高く評価されました。2022年度には映像情報メディア学会からの技術振興賞進歩開発賞も受けており、その可能性は広く認められています。
このように評価されているBlurOnは、今後も映像産業だけでなく、幅広い分野においてその利用が拡大していくことが期待されます。

まとめ

日本テレビのAI自動モザイク「BlurOn」は、映像編集の効率化と個人情報保護の両立を実現する新しい技術です。CES2025での展示を通じて、その可能性をより多くの人々に示すことができるでしょう。興味のある方は現地に足を運び、実際にこの革新的な技術を体感してみてはいかがでしょうか？

なお、BlurOnの詳細については公式ウェブサイト（https://blur-on.com/）もチェックしてください。