有田焼ジュエリー
2025-08-27 16:29:57

新たな美の形、有田焼の廃棄陶片をジュエリーに変身させる試み

未利用資源を活かす新たな挑戦


佐賀県有田町で誕生した有限会社金照堂は、自社のジュエリーブランド「麟 Lin japan」の10周年を記念した新プロジェクト「麟 Lin Prelude」を発表します。このブランドは、有田焼の魅力を活かしながら、同時に環境への配慮も考慮した革新的な取り組みを行っています。今回のプロジェクトは、陶磁器製造過程で生まれる不良品や廃棄陶片を使用し、これをジュエリーに生まれ変わらせるものです。

有田焼の歴史を支える技術力


有田焼は400年以上の歴史を持つ日本の伝統工芸品です。高い技術力を誇る職人たちが、日々美しい陶磁器を作り続けていますが、製造過程ではどうしても欠けや割れが生じるもの。この不良品は、環境への負荷となり、産業廃棄物として処理されることが一般的でした。金照堂は、この状況を改善しようとしています。

「麟 Lin japan」とは?


「麟 Lin japan」は2015年に設立され、「煌めきを日常に」をテーマに掲げて、金属のような質感と美しい色彩の有田焼作品を生み出してきました。これまでに国際的な賞も受賞しており、海外でもその品質が高く評価されています。新たなジュエリーブランド「麟 Lin Prelude」は、こうした持続可能な発想に基づき、不良品を取り入れた新しい価値を創造することを目指しています。

ジュエリーとしての再生


「麟 Lin Prelude」では、廃棄される運命にあった陶片を一つ一つ丁寧に加工し、独自のデザインのジュエリーへと変身させます。これにより、これまで無駄にされていた資源を有効に活用し、環境負荷を低減することも可能に。金照堂は、このプロセスを通じて未来の陶磁器産業に新たな風を吹き込むことを目指しています。

展示会での発表


この新たな試みは、2025年9月3日から5日まで、東京の東急プラザ銀座で開催される合同展示会「NEW ENERGY BLDG.」にて初めてお披露目されます。来場者にはドリンクサービスやオリジナルバッグのプレゼントも用意されており、金照堂のブースで直接作品に触れることができます。

未来への希望


これまで捨てられていた陶片が、ジュエリーとして再生されるという試みは、一見すると小さなことかもしれません。しかし、この活動が広がることで、有田焼の未来にポジティブな影響を与え、他の産地にも波及することを期待しています。金照堂の挑戦は、伝統と革新が共存する道を示しているのです。

まとめ


金照堂がリリースする「麟 Lin Prelude」は、ただのジュエリーではなく、地域の文化や環境を守る大切な試みです。ぜひこの機会に、その目で確かめてみてはいかがでしょうか。美しく、持続可能な未来を共に築く一歩をご一緒に踏み出しましょう。


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