徳山高専とフォーデジットが手を結ぶ
2026年の6月、徳山工業高等専門学校と株式会社フォーデジットがサービスデザインに関する教育プログラムを実施すると発表されました。このプログラムは、両者の協力によって進行され、学生たちが今後グローバルに通用するスキルを身につける大きな一歩となります。
背景と目的
フォーデジットが東南アジアで培ったサービスデザイン教育のノウハウを、日本の教育現場でも活用することが目指されました。特に、タイのKOSEN-KMITLとの連携を経験した学生たちが、教育のアシスタント役として参加するなど、国際的な視点も取り入れられています。
徳山高専の教員が以前のワークショップで学生たちの活躍を目の当たりにし、同様のプログラムを自校で開催したいという意向を表明したのが、今回のMOU締結のきっかけとなりました。これにより、教育の質の向上を図りながら、未来を担う人材の育成が行われることになります。
ワークショップの内容
プログラムは6月5日から7日までの3日間にわたって実施され、計25名の参加者が集まりました。参加者は、フォーデジットのメンバーやKOSEN-KMITLからの進行ガイド、さらには徳山高専の学生たちです。
このワークショップでは、「高齢者ケア」をテーマにし、学生たちはペルソナの設定からカスタマージャーニーマップの作成、課題の抽出、サービスの検討までを行いました。最終日には、プレゼンテーションを通じて自らの考えを発表し、互いに意見を交換する場が設けられました。
また、教員対象のファカルティ・ディベロップメント研修も行われ、デジタル時代におけるサービスデザインの重要性について約50名が専門的な知識を深めました。これにより教員たちも最新の教育手法を学ぶ良い機会となりました。
今後の展望
MOU締結を通じて、フォーデジットと徳山高専は今後も継続的に協力していく方針です。特に、ワークショップに参加した学生が今度は新たな参加者をリードする体制を整え、学びのサイクルを円滑にする仕組みを築くことが期待されています。
さらに、KOSEN-KMITLをはじめとする他国の高専との連携も積極的に検討しているため、国際的な教育環境の構築が進むことでしょう。
教員・学生の声
徳山高専の校長、阿部恵氏はこの取り組みについて「学生たちが自発的にアイデア出しをし、課題に取り組む姿が印象的でした」と述べています。また、プログラムに参加した学生たちが経験を生かして後輩のサポートを行ったことについても強い評価を得ました。
フォーデジットの代表取締役、田口亮氏は、「学生たちに思考力やコミュニケーション能力を磨いてもらうことができた」と語っており、実際に正解のない問題に挑む重要性が紹介されました。このように、地域と国際をつなげる教育の形が今後も続いていくことが熱望されています。
結論
従来の枠を超え、国際的な視点をもちつつ新しい教育の形を模索する徳山高専とフォーデジットの取り組みは、今後の教育分野においても注目を集める存在と言えるでしょう。学生たちが未来へ向けて多様なスキルを身につけ、積極的に挑戦していく姿が期待されています。