EY 2026年度業務収入
2026-10-22 13:18:29
EYが発表した2026年度業務収入の増加とAI活用の進展
EY(アーンスト・アンド・ヤング)は、2026年度の全世界業務収入が570億米ドル(日本円で約9兆円)に達したと報告しました。これは前年度に比べて4.7%の増加を示し、AI関連サービスは前年比49%の増加を記録しています。
この成長の背景には、企業が全体的な変革を進める中で、AIの進化に対応していることが挙げられます。特に、企業はAIを利用することで、業務の運営方法を根本から見直す動きが広がっています。その結果、EYの全てのサービスラインと地域において業務収入が増加しており、年間平均成長率(CAGR)は8.3%に達しています。
EYの中核サービスであるアシュアランスや税務も成長を続けており、ストラテジー・アンド・トランザクションサービスを提供するEY-Parthenonは、特に高い成長率である7.4%を記録しました。税務サービスも6.0%の増加を見せており、コンサルティングは4.4%の増加、アシュアランスは3.0%の増加と、全体的に安定した成長を示しています。
さらに、EYは「EY Value Realized 2026」という年次報告書を公開し、クライアントやメンバー、社会に対する財務的および非財務的な成果をまとめています。EYのグローバル会長兼CEOのジャネット・トランカーリーは、クライアントがAIを試験的に利用する段階から、事業運営の再設計に移行していることを強調し、必然的にAI関連サービスの需要が高まっていると述べています。
AIの導入に関する支援も拡大しており、EYは「ey.ai - The Reimagination Engine」を利用し、テクノロジーやデータを各サービスラインへと結びつけています。これにより、クライアントは迅速かつ責任ある形でAIを大規模に導入できるよう支援されています。また、AIガバナンスのフレームワークや新興テクノロジーへの投資も継続されており、社員のAIスキル向上のための研修にも多額の投資が行われています。
EYは、アライアンスパートナーシップの強化にも取り組んでおり、現在119のアライアンスエコシステムを構築中です。これにより、AI関連のソリューションやサービスラインの新たな提供モデルが開発され、新しいビジネス機会の創出や顧客への価値提供が加速しています。特に、Microsoftと共同での投資によって、企業向けのAIソリューションが強化されています。
EYの「EY Ripples」と呼ばれる社会貢献プログラムは、2018年からの活動を通じて3億人を超える人々にポジティブな影響をもたらしており、環境問題や教育に焦点を当てた取り組みも行なっています。そして、EYは温室効果ガスの削減にも努め、持続可能な事業活動を進めています。
全体として、EYは新たな価値創造に向けた様々な取り組みを進めており、AIやテクノロジーの導入によって社会の課題解決に寄与することを目指しています。今後もこのような動きが続く中で、EYの成長と変革が続いていくことが期待されます。