新素材Clothxxg発表
2025-06-13 12:01:01

新素材Clothxxg(クロージング)が拓く衣料リサイクルの未来とは

衣類から生まれた新しい価値「Clothxxg(クロージング)」



2023年6月13日、広島県福山市に本拠を置く株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンが、衣類由来のリサイクルマテリアルブランド「Clothxxg(クロージング)」を発表しました。この新たな素材は、不要になった衣服を100%原料として利用し、衣服本来の色を活かしたペレット状のマテリアルへと変化させます。この革新技術は、建築資材やインテリア、プロダクトなど、さまざまな分野に多用途に展開される可能性を秘めています。

Clothxxgの特長



Clothxxgは、廃棄された衣類を破砕し、溶融することでペレット化されます。このペレットはさらに綿や糸、生地に再生することも可能で、多様な用途に応じて形を変えることができます。このプロセスにより、衣類由来の素材が循環する新たな価値を生み出しているのです。

従来のリサイクルシステムが直面していた「色を選べない」という制約を乗り越え、Clothxxgは色ごとや由来別に分別・再生されるため、さまざまな素材が持つストーリーまでもが次の製品に引き継がれます。たとえば、着物やカーテン、スポーツウェアなど、過去の役割を持つ衣類のストーリーを活用することが可能です。

多用途に対応する新素材



Clothxxgは、建築、インテリア、プロダクトデザインなど、多岐に渡る分野での活用が期待されています。実際に、建築資材や住宅部材(壁材、床材など)、インテリア製品(什器、照明器具など)、プロダクトデザイン(文房具、家電パーツなど)など、さまざまな用途での導入が進行中です。

特に、建築資材分野では、環境に配慮した素材としての需要が高まってきており、Clothxxgは持続可能な社会の実現に貢献する大きな可能性を持っています。また、この新素材は単に環境に優しいだけでなく、様々なマット、光沢、凹凸といった多様な表現が可能で、デザインの自由度も高めています。

持続可能な未来に向けて



この新しい素材の開発は、持続可能な未来に向けた重要なステップとなるでしょう。Clothxxgは衣類の資源化を通じて、廃棄物を「次の価値」へと変える取り組みを推進しています。特に注目すべきは、染色を行わずに自然の色を活かして再生されるため、環境負荷が極めて低いという点です。

また、Clothxxgは2025年6月18日から20日にかけて、東京ビッグサイトで開催される「Interiorlifestyle TOKYO 2025」に出展することが決まっており、多くの業界関係者との新たな出会いと共創が期待されています。

最後に



「捨てない」「循環する」といったコンセプトを基に、Clothxxgは未来の素材のあり方を提案しています。素材を選ぶことが、持続可能な社会への一歩につながるとし、私たちの生活の中に新たなリサイクルの文化を根付かせることを目指しています。詳細な情報やサンプルに関しては、公式WebサイトおよびInstagramで確認できます。





画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: Clothxxg エコログ 繊維製品

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。