新風を吹き込む八ッ橋
2025-06-13 12:51:07

創業300年の伝統を守り新風を吹き込む八ッ橋の魅力

京都の伝統を受け継ぐ若きリーダー、鈴鹿可奈子



京都土産の代名詞とも言える『八ッ橋』。その歴史は江戸時代にさかのぼり、琴の名手『八橋検校』を偲んで作られたという説があります。その後、約300年の間、受け継がれてきたこの和菓子は、1970年代に人気を博し、現在に至るまで京都を代表するお土産として親しまれています。

今回は、そんな伝統を受け継ぎながら新たな挑戦を続ける『聖護院八ッ橋総本店』の若き社長、鈴鹿可奈子さんにスポットを当てます。彼女は、創業300年を誇る会社の代表に就任してからのわずか半年で、次々と新しいアイデアを打ち出し、企業をリードしています。実は鈴鹿さん、中学生の頃から「八ッ橋」の魅力を広めたいと思っていたそうです。

伝統と革新の両立



聖護院八ッ橋は、明治時代に入ると、丈夫で日持ちが良いことから人気の商品となり、特に『生八ッ橋』として知られるようになりました。その進化は、1960年に表千家の家元である即中斎宗匠の提案により、あんこを生の生地で包む形で新たに誕生したことから始まりました。鈴鹿さんは、伝統を重んじながらも革新を求める姿勢を持ち続け、そのバランスを大切にしています。

おいしさの秘密、あんこの工房に迫る



鈴鹿さんが特にこだわりを持っているのはあんこの製造です。8月のある日、和菓子の命とも言えるあんこを作る工場を訪問しました。そこで職人の手によって、季節や気候に応じた細やかな調整が行われている様子を見ることができました。なんと、職人は一週間に約3トンものあんこを作り上げるのだとか。どれだけ職人の技術が光るのか、その目の前で見ていると、伝統がいかに貴重なものであるかを実感しました。

新ブランド「nikiniki」の誕生



さらに鈴鹿さんが立ち上げた新ブランド「nikiniki」も注目です。このブランドは、季節やイベントに合わせた可愛い見た目の八ッ橋で、見ているだけで食べるのがもったいないと感じるほどです。すべて手作りというこだわりのもと、1グラム単位であんこを吟味しているとのことで、味にも徹底的な配慮がされています。オーダーメイドにも対応しており、特別なイベントにふさわしい一品を提供しています。

未来へ向けての挑戦



鈴鹿さんの挑戦はここで終わりません。彼女は世界的なキャラクターとのコラボなども構想しており、それにより新たな需要を掘り起こそうとしています。伝統を守りながらも、未来に目を向け、新たな可能性を追求し続ける姿は、まさに時代を担うリーダーの姿勢そのものです。

結び



鈴鹿可奈子さんの挑戦は、私たちに伝統と革新の両立の大切さを教えてくれます。今後も彼女の取り組みから目が離せません。京土産『八ッ橋』は、創業300年の歴史を抱えつつ、未来に向かって新たに彩られることでしょう。これからもぜひ、八ッ橋の魅力を感じてみてください!


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