用賀サマーフェスティバル2025が20周年を迎える
2025年の「用賀サマーフェスティバル」では、地域社会と大学生が一体となり、世代を超えた交流が生まれています。今年は特に記念すべき20周年を祝し、8月23日(土)から24日(日)の2日間、東京都世田谷区の用賀駅北口くすのき公園周辺で開催されます。
地域とのつながり
用賀サマーフェスティバルは、2005年に学生が主体となって立ち上げたイベントです。最初のころは地域の商店街や住民の皆さんに温かく迎えてもらい、お互いに信頼関係を築いてきました。この20年間にわたり、地域との協力や共創を大切にしてきた結果、用賀では多世代間での交流が自然に行われています。
地域の活動が活発に行われている背景には、毎月のゴミ拾いやコミュニティ農園、住民向けの交流イベントが存在し、地域住民が豊かなコミュニケーションを築ける場が揃っていることがあります。これらの活動を通じて形成された「顔の見える関係」が、サマーフェスティバルをさらに特別なものにするのです。
今年のテーマ「ようがブレンド」
今年のテーマは「ようがブレンド~まちと、まざろう~」で、これまでの学生主体の運営から地域の皆さんを中心とした「まち主体」への転換を果たします。運営委員は10代から70代までの74名で構成され、その半数が用賀在住者です。このように多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、お祭りをより良いものにするために協力しています。
「ブレンド」の取り組み
フェスティバルでは、地域の伝統と若者のアイデアを融合させたプログラムがいくつか登場します。以下の「3つのブレンド」に注目です。
1.
世田谷マーマレード×特製かき氷
地域の70代女性が作るマーマレードを使ったかき氷が登場。若手メンバーのアイデアでシロップとして生まれ変わり、なんとAIを活用した原価計算も行われます。これにより、世代を超えた知恵と技術が結集します。
2.
児童館とのコラボレーション
用賀の児童館に通う子どもたちが参加し、魚釣りブースで使う魚のデザインや制作を行います。この活動は、子どもから大人まで誰でもが「つくり手」として参加できる場を提供し、イベントの参加者全てが一体感を持つことに貢献します。
3.
ローカル人材の活用
用賀に住む専門家たちが各分野でサポートをしています。IT業界の役員やSNS広報担当者が運営資金面での助言を行い、武蔵野美術大学の学生たちがクリエイティブ面での構想をサポートしています。これにより、異なる専門性が交わることで新たなアイデアが生まれています。
寄付金とボランティアの募集
用賀サマーフェスティバルは地域の協力によって成立しており、寄付やスポンサーシップを通じた資金調達は非常に重要です。また、当日のお手伝いをしてくれるボランティアも募集中です。経験は不問で、参加することでお祭りを一緒に作る楽しさを体感していただけます。
20年の歩みとこれからの展望
代表理事の新井佑さんは、「20年前に始めたこのお祭りは、今や地域に欠かせないものとなった」と語ります。これからも地域の皆さまとともに、さらに多様な活動を通じて「自分たちのまち」を築いていく意義を大切にしていきます。用賀サマーフェスティバルは、これからも進化を続け、この地域のシンボルとして存在し続けることでしょう。
詳細については、
公式サイトをご覧ください。参加を心よりお待ちしています!