国際航業の新たな挑戦
国際航業株式会社が再生可能エネルギー導入を加速させるべく、クラウド型のAPI、『エネがえるAPI』を大幅にアップデートしました。これまで住宅用のみだった対応範囲が、産業用自家消費型太陽光や蓄電池、さらにEVやV2Hにまで拡大され、2025年3月18日から新たに提供が開始されます。
APIの利点と使用環境
これにより、一般の事業者や地方自治体、金融機関が自社のシステムやWebサイトにAPIを組み込むことで、エネルギー導入の可視化や経済効果の試算が大幅に簡素化される見込みです。すでに大手電力会社や住宅用太陽光メーカーなどでの導入が進んでおり、多くの成果を上げています。
2050年カーボンニュートラルを見据えて
近年、国や地方自治体はカーボンニュートラルの実現に向けた活動に力を入れています。再生可能エネルギーの導入を促進するため、多くの補助金制度が整備されていますが、それに対する理解や導入のハードルの高さが課題とされています。このような問題に対処するため、エネがえるAPIは抜群の解決策を提供します。
エネがえるAPIのアップデート内容
1.
対応領域の拡大
住宅用から産業用までの幅広いエネルギーシステムがカバーされ、特に産業用(低圧・高圧)にも対応。これにより、従来の太陽光や蓄電池に加え、EV関連データも容易に分析可能です。
2.
データの最新性と精度向上
100社にわたる3,000プランの電気料金データが、毎月自動更新されます。これにより、時間帯別料金や市場連動プランについても対応が可能となります。
3.
ユーザーフレンドリーなAPI設計
REST APIでの柔軟なシステム連携が可能となっており、導入が容易です。コンパクトで使いやすいUIに移行することで、さまざまな業種でも導入しやすくなっています。
API導入のメリット
エネルギー事業者がこのAPIを導入することで、多くの利点が得られます。まず、開発工数の削減と迅速なシステム構築が可能になります。また、独自機能の実装を通じた競争力の向上や、「経済効果を可視化」することで、顧客との商談数の増加が期待できます。
コストと導入プロセス
初期費用は150万円ですが、2025年4月末までに契約した企業には特別に無料が提供されます。また、月額の利用料は10万円から150万円と、利用状況に応じて個別見積も可能です。なお、画面デザインやAPIの実装は導入企業の作業になるため、必要に応じて開発会社の紹介も行っています。
エネがえるの理念と今後の展開
『エネがえる』のビジョンは「むずかしいエネルギー診断をかんたんにカエル」です。この理念のもと、住宅用から産業用まで幅広く利用可能な経済効果試算ツールが提供されております。今後、さらなる機能追加や改善が期待されます。
国際航業は、エネルギー業界の課題解決をサポートするため、引き続き精力的に取り組んでいく所存です。