医療DX推進の新展開
2025-07-18 12:02:30

敬和会がBizRobo!導入で医療DXを加速、8,800時間の業務削減を実現

敬和会の骨太な医療DXの進展



大分県では、社会医療法人敬和会がRPAツール「BizRobo!」を導入し、わずか2年で8,800時間の業務削減を達成しました。この取り組みは、医療現場のデジタル化を加速させ、業務効率を大幅に改善するものです。特に、敬和会は職員の負担軽減に向けて、現場主導でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。

導入の背景



敬和会は、2020年以前から医療データの活用に積極的に取り組み、デジタル人材の育成も視野に入れて現場の職員が「医療DX」を理解する環境を整えてきました。特にカルテ業務の自動化は重要なテーマであり、実際に職員の負担が大きかったことから、RPAの導入を決定しました。

導入に際しては、法人内のデジタル推進局が中心となり、複数製品のトライアルを実施しました。その際に、ロボットとの連携や適用業務の把握に特に注力。最終的には、伴走支援体制を備えているオープン株式会社の『BizRobo! Lite+』を選択しました。

現場のニーズに応える柔軟な体制



敬和会のデジタル推進局は、理学療法士やケアマネジャーなど異なる職種の有志メンバーで構成されています。彼らは必要な技術を法人内で習得し、業務のDX推進に取り組んでいます。この柔軟な体制により、現場のニーズに応じたロボット開発が可能となり、一つの施設での成功事例を他の施設でも活かせる環境が整っています。

自動化の具体例とその効果



導入から2年でロボットが稼働している業務は36件に達し、年間で8,800時間を削減。この結果は、労務コストに換算すると約2,400万円に相当します。

自動化の一例として、入院患者の感染兆候の確認業務があります。従来は看護師が約200人のカルテを日々チェックしていましたが、RPAによって患者データを自動で読み取り、基準をクリアした場合に通知が行われるようになりました。この自動化が、看護師の精神的負担を軽減し、感染の早期発見につながっています。医療サービスの質の向上も期待できます。

医療DX推進の未来



今後、敬和会は医療・介護におけるDX推進を地域全体に広げていく計画です。法人内での成功体験を基に、地域の医療機関との連携を強化し、共に持続可能な医療制度の構築を目指しています。

さらなる発表とイベント情報



敬和会は、2025年の7月25日、「第75回日本病院学会」に出展し、ランチョンセミナーを開催します。セミナーでは、医療DXの進め方や成功事例についての詳細な発表が予定されています。興味のある方はぜひ参加してみてください。

まとめ



敬和会の取り組みは、デジタル技術が医療現場において果たすべき役割の重要性を示しています。「BizRobo!」というRPAツールの活用によって、効率化だけでなく、質の向上をも実現することができるのです。今後もさらなる発展が期待されます。


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