落語で詐欺防止!吉原朝馬支援官のユーモアある警鐘
千葉県で行われた『障害者社会参加推進講座』にて、特別防犯支援官である吉原朝馬氏が登壇し、非常にユーモラスな詐欺防止落語を披露しました。このイベントは、全国で増加しているオレオレ詐欺などの特殊詐欺に対する理解を深め、実際に対策を考える貴重な機会となりました。
特殊詐欺の危険性
吉原支援官は、特殊詐欺がどのように始まるのか、その特徴をわかりやすく解説しました。「特殊詐欺は1本の電話から始まります。この今ここで国際電話着信拒否の申込書を記入してもらいましょう」と呼びかけ、参加者たちは興味津々。さらに、「相手を喜ばせたり、驚かせたりすることで『ドキッ』とさせ、その後に金銭的な話が出てくる。ここで『おやっ?』と思ったら、それはまず詐欺だ」と語り、詐欺の手口を軽快な言葉で伝えました。
落語は笑いを引き起こしながらも、参加者たちは具体的な詐欺の手口や事例に驚きのあまり大きく頷く姿が見受けられました。ユーモアを交えて伝えることで、参加者は恐怖心だけではなく、学びを深めたことでしょう。このような楽しいアプローチが、話を聞く姿勢を変えるきっかけとなったのです。
家族のコミュニケーションの重要性
吉原支援官はまた、「家族の絆で詐欺に勝つ!」と題し、家族間でのオープンなコミュニケーションの大切さを強調しました。特に、詐欺の話をすることが重要であり、家族で話し合うことが信頼関係をさらに深める一助になるとしています。
講座の終了間際になって、吉原支援官は「国際電話番号を使った詐欺電話が増えている」と警告しました。特に頭に『+1』が付くアメリカやカナダの国際電話が多いとのこと。これらの電話を簡単に受信拒否する手段があることを知っておくことは、詐欺防止において大きな一歩です。吉原支援官は、参加者全員にその場で「国際電話の利用休止申込書」を記入するように促しました。
お問い合わせ先
国際電話利用休止に関する問い合わせは、国際電話不取扱受付センター(電話:0120-210364、通話料無料)や、詳細な情報は公式ウェブサイトを確認することが推奨されています。
今後の予定
このような活動が継続されることで、特殊詐欺被害が少しでも減少することを願うばかりです。次のイベントは2025年1月23日(木)にオークラ千葉ホテルで開催される予定です。今後の情報を見逃さず、知識を深めていきましょう。