東京都品川区のKOTARO NUKAGAで、注目のアーティスト上田暁子による個展『もぐらのように釣りをする – 石が水になるまで』が、2025年7月26日(土)から9月13日(土)まで開催されます。この個展では、上田の絵画が持つ深いメッセージとその独自のアプローチを体感できる貴重な機会です。
展覧会概要
会期は2025年7月26日から9月13日。開廊時間は、火曜日から土曜日の11:30から18:00までで、日曜、月曜、祝日は休廊となります。また、8月10日から8月18日までは夏季休廊がありますので、訪れる際はご注意ください。オープニングレセプションは初日の7月26日16:00から18:00までで、上田暁子自身が在廊する予定です。同日17:00からは、パーカッショニストの山㟁直人とのコラボレーションによるパフォーマンス「EN ROUTE」が開催されます。このイベントでは、即興性を重視したアート表現が楽しめるため、多くの来場者が期待されます。
上田暁子のアートの魅力
上田暁子は、絵画を単なる表現の手段として捉えるのではなく、物事が変化していくプロセス自体に注目しています。そのため、彼女の作品は観る人に深い感覚的体験を提供します。特に、暗い空間に浮かび上がるような作品の演出は、来場者に新たな発見をもたらすことでしょう。また、上田の作品は「知っている / 知らない」といった二元的な景色が立ち現れる点でも大きな魅力となっています。
パフォーマンス「EN ROUTE」
この展覧会では、「EN ROUTE」と題されたパフォーマンスプロジェクトも注目されます。このプロジェクトは2013年にフランス・パリで初めて開催され、以来、多くのアーティストとのコラボレーションが続いています。上田が描くキャンバスに、山㟁直人の音楽が融合することで、ユニークなアート体験を生み出しています。
作品の背後にある思索
タイトルに込められた意味は、上田の制作プロセスを象徴しています。「もぐらのように釣りをする」という表現は、視覚に頼らず直感的に創造することを示唆します。また、「石が水になるまで」という副題は、物質の流動性や変容可能性を示し、時間と空間に対する新しい視点を提供しています。これらの描写を通じて、上田は私たちに目に見えないものを捉える試みを提案しています。
上田暁子のプロフィール
上田暁子は1983年に京都で生まれ、2006年には武蔵野美術大学を卒業しています。その後、ベルギーでの留学を経て、国内外で活躍を続けています。受賞歴も豊富で、早くから彼女の才能が注目されています。彼女の展覧会には、多くの人々が訪れ、彼女が生み出すアートの世界に触れることができます。
締めくくり
上田暁子の個展『もぐらのように釣りをする』は、彼女の独特な観察眼と表現力が存分に発揮される展示です。訪れる全ての方にとって新たな発見があるでしょう。ぜひこの機会をお見逃しなく。